2024年(令和5年度)全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)が1月22日から28日まで東京体育館で開催される。
大会初日はジュニア男女1回戦が行われ、次世代を担う有望選手たちが躍動した。
※写真は松島美空(京都カグヤライズ)
カブ優勝の松島美空(京都カグヤライズ)がジュニア女子1回戦に出場。思い切った両ハンドで堅守の松下愛菜(明誠U15)にゲームカウント3対1で勝利し、初戦を突破した。「パワーは中学生には勝てないので、相手が待っていないところや弱点を突くコース取りを練習しました。前回はフォアハンドが全然打てなくて負けてしまいましたが、今回はフォアハンドがしっかり打てました。前回は2回勝って3回戦で負けてしまったので、今回は絶対に2回勝って3回戦で張本美和ちゃん(木下アカデミー)に勝ちたいです」と松島。松島が2回戦も突破して張本まで勝ち上がるか。そして、優勝候補筆頭の張本と対戦したらどのようなプレーで挑むのか注目だ。
ホープス優勝の石田心美(石田卓球N⁺)も、1回戦で昨夏のインターハイで活躍した渡邉心葉(明徳義塾中・高)に勝利。ホープス離れした堅実で質の高い両ハンドでどこまで勝ち上がるか注目だ。
全日本カデット13歳以下優勝の花沢夏琳(星槎中)は落ち着いたプレーぶりで、園田心愛(秀岳館高)にストレート勝利。
昨夏のインターハイ団体優勝の立役者・兼吉優花(四天王寺高)も、打球点が高く変化の激しいカットで初戦を快勝し、2回戦に駒を進めた。
また、今大会全種目を通じて最年少の小学3年生・鈴木希華(マイダス)がジュニア女子1回戦に出場。小林芽生(MIHOTAKU)から1ゲームを奪う健闘を見せたが、勝利には至らず。初戦突破はならなかったが、元気いっぱいのプレーで存在感を見せた。
ジュニア男子1回戦は、ホープス優勝の大野颯真(木下アカデミー) が梅木大智(鶴岡東高)にストレート勝利で2回戦進出を決めた。予測の良さに基づく打球点の早い両ハンドで、パワフルな梅木に打ち勝ったプレーは非凡で、2回戦以降も要注目だ。
ジュニア男子第1シードで男子シングルスでの活躍にも期待がかかる松島輝空(木下アカデミー)の弟、松島翔空(高取台中)は気迫のこもったプレーで宮本晟弥(愛工大名電中)に勝利し、2回戦へ。
全日本カデット13歳以下優勝の立川凜(愛工大名電中)も高校生の冨岡倖多(千葉経済大附高)にラリー戦で打ち勝って2回戦進出を決めた。
ジュニア男子最年少の小学5年生・原澤駿太(卓桜会栃木卓球センター)は、八髙修輔(福島東稜高)と対戦。巧みなサービスで第1ゲームを先取したが、八髙のパワーに押し切られ、初戦突破はならなかった。
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詳しい試合の結果は日本卓球協会大会公式サイトでご確認ください。
全日本卓球:https://www.japantabletennis.com/AJ/result2023/