9月21~24日にITTFワールドツアー・オーストリアオープンが開催され、男子ダブルスで丹羽/上田(スヴェンソン/協和発酵キリン)が初優勝を果たした。
丹羽/上田は1ゲームも落とさずに勝ち進むと、決勝では、方博/周雨の中国ペアを破って決勝に勝ち進んだフィルス/バルター(ドイツ)を3対1で破り、初優勝を飾った。このほか、ベスト8に森薗/大島(明治大/木下グループ)が入った。
このほか、男子シングルスは林高遠(中国)が閻安(中国)との同士打ちを制して優勝を飾った。日本勢では松平健太 (木下グループ)、丹羽がベスト8に入賞。松平健太は方博(中国)に3対4、丹羽が林高遠に1対4で敗れ、準決勝進出とはならなかった。女子シングルスは王曼昱(中国)が優勝。王曼昱は第1シードの陳夢、ジャパンオープン優勝の孫穎莎と、同士打ちを制して勝ち進むと、決勝では顧玉婷(中国)にストレート勝ちを収め、女子シングルスで初のタイトルを獲得した。日本勢では早田(希望が丘高)が2回戦で倪夏蓮(ルクセンブルク)を破り、ベスト8に進出した。
女子ダブルスは陳幸同/孫穎莎(中国)が優勝。決勝は6月のジャパンオープンでも対戦した橋本/佐藤(ミキハウス)と対戦し、ゲームオールの末に勝利を収めた。橋本/佐藤は苦しみながらも勝ち進み、決勝では中国ペアをリードしたが、惜しくも優勝とはならなかった。このほか、加藤/長﨑(日本ペイント/JOCエリートアカデミー)がベスト4に入賞した。
21歳以下男子シングルスは中国の若手の薛飛が優勝。薛飛は牛冠凱(中国)、コズル(スロベニア)をフルゲームの末に下して決勝まで勝ち上がると、決勝では趙勝敏(韓国)に3対1で破った。21歳以下女子シングルスでは張瑞(中国)が決勝で前田(日本生命)を破り初優勝を飾った。前田は準決勝で蘇慧音(香港)とのフルゲームの熱戦を制したが、優勝にはあと一歩届かなかった。前田のほか、加藤杏華(十六銀行)がベスト4、長﨑がベスト8に入った。
各種目の主な結果は以下の通り。
■男子シングルス
優勝:林高遠(中国)
*ベスト8:松平健太(木下グループ)、丹羽(スヴェンソン)
■女子シングルス
優勝:王曼昱(中国)
*ベスト8:早田(希望が丘高)
■男子ダブルス
優勝:丹羽/上田(スヴェンソン/協和発酵キリン)
*ベスト8:森薗/大島(明治大/木下グループ)
■女子ダブルス
優勝:陳幸同/孫穎莎(中国)
*2位:橋本/佐藤(ミキハウス)、3位:加藤/長﨑(日本ペイント/JOCエリートアカデミー)
■21歳以下男子シングルス
優勝:薛飛(中国)
■21歳以下女子シングルス
優勝:張瑞(中国)
*2位:前田(日本生命)、3位:加藤杏華(十六銀行)、ベスト8:長﨑(JOCエリートアカデミー)
今大会の記録は日本卓球協会、国際卓球連盟のホームページに掲載されています。
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com