混合ダブルスの決勝は、吉村・石川(愛知工業大・全農)の全日本チャンピオンペアと田添・前田(希望が丘高)の高校生ペアで争われた。吉村・石川は昨年も出場しているが、優勝した松平・若宮ペアに敗れてベスト4に終わっている。
試合は吉村のサービスが効き、チャンピオンペアが優勢に試合を運ぶ。8-4とリードし、このゲームを手にしたかに思われたが、田添・前田はあきらめずに高校生らしい格上に対して向かっていくプレーで7点練習の大逆転。
第1ゲームを落とした焦りと、吉村に好きなようにプレーさせない高校生ペアの巧みな戦術で、石川にもプレッシャーを与えミスが増え始め11-9で早くも王手。
第3ゲームも、流れを変えられないままアグレッシブに攻める田添・前田に対して、無理して攻める吉村・石川の攻撃が裏目に出てミスを重ねる。最後まで攻めきった高校生ペアが11-6で初優勝を決めた。
挑戦者として、戦術的な準備を整えてきた高校生ペアがチャンピオンペアの隙をついた形となった。
前田美優・田添健汰(希望が丘高) 11-8、11-9、11-6 吉村真晴・石川佳純(愛知工業大・全農)
今大会の詳しい情報・記録は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
日本卓球協会:http:/www.jtta.or.jp
記録ページ:http://www.jtta.or.jp/AJ/result2012/
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