第33回全日本クラブ選手権大会が9月12~15日に北海きたえーる(北海道)にて開催され、男女各5種目で幅広い年代の選手たちが熱闘を繰り広げた。一般の部の男子1部ではT.O.M(東京)、女子1部ではMILFLUR(東京)がともに初優勝を果たした。
【一般の部:男子1部】優勝 T.O.M(東京)
男子1部では松渕、根田、川口といった実力者に加えて青森大出身の松原が新たに加入したT.O.Mが念願の初優勝を果たした。
決勝では3連覇を狙うKTY長崎(長崎)と対戦。1番の川口が相手エースの坪口に対して厳しいレシーブからチャンスをつくりだし、強烈なフォアハンドで得点を重ねてゲームオールの接戦を物にすると、2台進行で行われた2番でも松渕が競った場面での勝負強さを見せて浦を破った。ダブルスはとられたものの4番で松原がカット主戦型の中島を力強いフォアハンドドライブで打ち破り、優勝を決めた。
2位のKTY長崎は惜しくも3連覇達成とはならなかったが、坪口、横山の両エースを中心に、3年連続で決勝に進出した。
新加入の松原は力のあるフォアハンドで勝利を重ねた
横山(右)/坪口を軸に決勝に進んだKTY長崎
【一般の部:女子1部】優勝 MILFLUR(東京)
女子1部は早稲田大OGで編成されたMILFLURが初優勝を飾った。決勝戦ではフェニックス卓球クラブ(福井)に3対1で勝利。笑顔で大会を締めくくった。
ともに初の優勝をかけた決勝戦では1番で元学生チャンピオンの照井が加藤に敗れるも、2番でカット主戦型の亀崎が回転量の多いカットで明珍に勝利して、1対1の五分に戻した。要のダブルスは梶本/照井がミスの少ない丁寧なプレーで城戸/柳本を破り、優勝に王手をかけた。4番では梶本がバックハンドを軸にした攻撃で城戸に粘り勝ち、熱戦に終止符を打った。
フェニックス卓球クラブは準決勝で城戸が決勝点を挙げるなど昨年優勝のHIBIKI(大阪)に勝利。チーム一丸となって戦い、見事に2位入賞を果たした。
亀崎は全勝でチームの優勝に大きく貢献した
城戸は準決勝で決勝点を挙げる活躍
【男子各カテゴリの優勝チーム】
【女子各カテゴリの優勝チーム】
詳細な記録は日本卓球協会のホームページをご覧ください。
日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
今大会の模様は卓球レポート11月号(10/20発売)に掲載。