12月8~11日までワールドツアー・グランドファイナルがドーハ(カタール)で開催された。男子ダブルス決勝は森薗/大島(明治大/ファースト)が鄭榮植/李尚洙(韓国)と対戦するも2対4で敗れ、連覇を逃した。
<男子ダブルス決勝>
鄭榮植/李尚洙(韓国) -5,-2,10,9,7,4 森薗/大島(明治大/ファースト)
両ペアは昨年のアジア選手権でも対戦しており、そのときは韓国ペアが勝利を収めている。森薗/大島は第1ゲームで好スタートを見せる。森薗のチキータを軸に、大島のフォアハンドドライブが面白いように決まり、11-5で先制。続く第2ゲームも韓国ペアを寄せ付けずにゲームを連取。
このままのペースで進むかと思われたが、第3ゲームから様相が一転する。日本ペアは鄭榮植/李尚洙の長短をつけたサービス・レシーブに対して、ここまでほぼ完璧だった台上プレーが乱れ始める。相手への返球が甘くなったところを韓国ペアに狙い打たれる場面が増えて、2ゲームを奪い返された。
なんとか流れを引き戻したいところだったが、息を吹き返した韓国ペアの勢いを止めることはできず。2対4で敗れ、昨年に続く連覇とはならなかった。序盤で2ゲームを先取していただけに悔しさの残る敗戦となった。
■大島祐哉のコメント
「2対0とリードしてそこまでは良かったのですが、3ゲーム目以降は相手が僕たちに打たれないようにサービス・レシーブを短くしきてました。その戦術変更に対応することができず崩れてしまいました。アジア選手権でも対戦した相手ですが、同じような負け方をしてしまったので、台上技術をつき詰めていかなければいけないと感じました」
■森薗政崇のコメント
「序盤は相手のサービスに対して卓球台の中にに深く入ることができたのですが、相手がサービスに長短をつけてきて、台上に入ってチキータをしにくい展開となってしまいました。3ゲーム目以降は悪循環になってしまいました」
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