12月14日~12月17日までアスタナ(カザフスタン)で2017ITTFワールドツアー・グランドファイナル(以下、グランドファイナル)が開催される。大会前日は会場のダウレト・スポーツ・コンプレックスで各選手たちが試合に向けての調整を行った。
張本(右)は父・宇さんが見守る中、練習に臨んだ
吉村(左)は上田とのダブルスで頂点を狙う
男子シングルス初出場となる吉田雅己
平野(右)は昨年のベスト4を超える成績に期待がかかる
ワールドツアー・グランドファイナルはITTFワールドツアーなどの国際大会における獲得ポイント上位の選手が年間王者をかけて戦う大会。今大会は前回大会まで開催されていた21歳以下男女シングルスがなく、男女シングルス、男女ダブルスの計4種目が行われる。日本からは丹羽孝希(スヴェンソン)や松平健太(木下グループ)、張本智和(JOCエリートアカデミー)、平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)、石川佳純(全農)らが参加する。
カザフスタンは平均気温が−15℃で、朝晩には−20℃にまで冷え込む寒い環境だが、会場内では選手たちが試合に向けて精力的に練習を行った。
右肩のけがで世界ジュニアを欠場した張本智和は前陣で打球点の早い両ハンドプレーを見せるなど、明日の開幕に向けてしっかりと調整をした。
今シーズンのワールドツアーでコンスタントに好成績を収めている松平健太は丹羽孝希と練習。松平、丹羽ともに前陣でのバック対バックなどで汗を流した。このほか、男子シングルス初出場の吉田雅己(協和発酵キリン)や大島祐哉(木下グループ)、男子ダブルスに出場する吉村真晴/上田仁(名古屋ダイハツ/協和発酵キリン)らが練習を行った。
また、女子では昨年ベスト4の平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)や佐藤瞳、橋本帆乃香(ともにミキハウス)らが練習に臨んだ。昨年は女子ダブルスで早田ひな/浜本由惟(現日本生命)が優勝するなど、日本選手の活躍が見られたグランドファイナル。1年の締めくくりとなる国際大会で日本選手が躍動する姿に期待したい。
なお、このあと、日本時間の18時からは各種目の組み合わせ抽選が行われる。
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