2月20~24日にドーハ(カタール)でITTFワールドツアー・カタールオープンが開催された。男子シングルスは馬龍(中国)が、女子シングルスは丁寧(中国)が優勝した。女子ダブルスで平野美宇・伊藤美誠(ミキハウスJSC山梨・豊田町卓球スポーツ少年団)の小学生ペアが3位入賞の快挙を飾った。
男子シングルスは決勝で馬龍と閻安(中国)が対戦。馬龍は準決勝で許昕、閻安は王皓を破って決勝進出。馬龍は閻安をゲームオールの末に下し、ワールドツアー14回目の優勝を飾った。クウェートオープンで優勝した張継科は準決勝の閻安戦で腰を痛めて棄権し、ベスト8に終わった。
女子シングルスは、丁寧がクウェートオープン優勝の劉詩雯(中国)を4-1で破って優勝。3位には李暁霞(中国)と朱雨玲(中国)が入り、中国が表彰台を独占した。また、日本から出場した平野美宇(ミキハウスJSC)が1回戦で李恩姫(韓国)、2回戦で朴英淑(韓国)を破り3回戦に進出した。同級生の伊藤(豊田町卓球スポーツ少年団)も1回戦でユ・メンユ(シンガポール)を破って2回戦に進出した。
男子ダブルスは決勝に進出した馬龍・張継科(中国)が張継科の負傷のために棄権。王皓・閻安が優勝となった。
女子ダブルスはバーテル・シャン(ドイツ)が準決勝で劉詩雯・朱雨玲(中国)を倒して決勝に進出したが、丁寧・李暁霞(中国)に敗れて2位に終わった。また、平野・伊藤が1回戦で田志希・梁夏銀(韓国)、準々決勝で李暁丹・趙岩(中国)を倒す金星を挙げた。12歳の2人は小学生として初めてワールドツアーの表彰台に登った。
男子21歳以下では村松(JOCエリートアカデミー・帝京)が決勝まで勝ち残ったがフランチスカ(ドイツ)に敗れて2位に終わった。女子21歳以下では伊藤と谷岡(JOCエリートアカデミー・帝京)がベスト8に入った。
今大会の記録は、国際卓球連盟(ITTF)、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp