6月30日~7月7日、釜山(韓国)で第21回アジア選手権大会が行われた。男子シングルスは馬龍、女子シングルスは劉詩雯が優勝した。日本勢は松平健太が男子シングルスで銅メダル、丹羽孝希/平野早矢香が混合ダブルスで銀メダルを獲得した。
男子シングルス決勝は、準々決勝で水谷、準決勝で先輩の許昕(中国)を破って初の決勝進出を果たした閻安(中国)と準々決勝で丹羽、準決勝で松平健太と日本勢を連破して決勝に勝ち上がった馬龍との対戦。馬龍は閻安を寄せ付けずストレートで完勝し男子シングルス3連覇を達成した。日本の水谷は4回戦で中国の若手周雨に4対2で勝利したが、準々決勝で閻安に競り負けベスト8。丹羽は準々決勝でパリ大会でも敗れた馬龍に惜しくも連敗を喫してベスト8。松平健太は世界ランキングを9位と急上昇させてきた若手の樊振東(中国)を準々決勝で破ってベスト4入り。準決勝では馬龍に4対1で敗れて銅メダル獲得を決めた。
女子シングルス決勝は準決勝で若手陳夢(中国)をストレートで退けた劉詩雯(中国)がライバルの丁寧(中国)を4対2で破り初優勝。3位には陳夢と朱雨玲(中国)が入り、中国が表彰台を独占した。日本の石川は4回戦で石賀浄(韓国)を破り準々決勝に進出したが、劉詩雯に敗れてベスト8。福原は4回戦でユ・メンユ(シンガポール)に敗れてベスト16、平野も馮天薇(シンガポール)に敗れて同じくベスト16に終わった。
男子ダブルス決勝は周雨/閻安(中国)が馬龍/許昕(中国)の同士打ちで、周雨/閻安が先輩ペアを4対2で破り初優勝。3位には松平健太/丹羽(日本)、ガオ・ニン/ヤン・ズィ(シンガポール)が入った。中国ペアにも強い松平/丹羽だが、準決勝で馬龍/許昕にストレートで敗れ決勝進出はならなかった。
女子ダブルス決勝も中国の同士打ちとなったが、こちらも朱雨玲/陳夢の後輩ペアが丁寧/劉詩雯の先輩ペアを4対2で破って優勝。3位には朴英淑/梁夏銀(韓国)とドゥ・ホイケン/リ・チンワン(香港)が入った。日本の福原/松澤は準々決勝で朱雨玲/陳夢に0対3で破れ、石川/森薗は準々決勝で朱雨玲/陳夢に2対3で破れともにベスト8に終わった。
混合ダブルスは丹羽・平野が準決勝で樊振東/陳夢(中国)の若手ペアを破って決勝に進出。決勝では世界卓球2013パリで銀メダルを獲得した李尚洙/朴英淑(韓国)と対戦し0対4で敗れた。韓国ペアは呉尚垠/郭芳芳の優勝以来3大会ぶりに中国から王座を取り戻した。3位には閻安/朱雨玲(中国)と樊振東/陳夢の中国ペアが入った。
日本卓球協会(記録ページ):http://www.jtta.or.jp/result/2013/asia/attc2013t.html
国際卓球連盟(大会ページ):http://www.ittf.com/competitions/competitions2.asp?Competition_ID=2244&category=Special
アジア卓球連盟:http://www.attu.org/
(写真提供=日本卓球協会)