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ロシアオープン 張が男子シングルスで初優勝、森薗も女子U21で優勝

11月20~24日までITTFワールドツアーロシアオープンがロシア・エカテリンブルクで開催された。男子シングルスで張一博(東京アート)、21歳以下女子シングルスで森薗美咲(日立化成)がそれぞれ優勝を飾った。張は松平賢二(協和発酵李キリン)と組んだ男子ダブルスでも2位の成績を残した。

男子シングルスでは日本の張が優勝。準々決勝は林高遠(中国)、準決勝は丹羽孝希(明治大)を破った鄭培峰(中国)と中国の若手を連破し、決勝ではシバエフ(ロシア)とのゲームオールの大激戦を制し、ワールドツアー初優勝を飾った。なお張のほか、ベスト8には丹羽と塩野真人(東京アート)が入賞した。

女子シングルでは丁寧(中国)が優勝。ベスト4を中国勢が占める中、丁寧は準決勝の朱雨玲(中国)戦、決勝の劉詩雯(中国)戦共にゲームオールの競り合いを制してワールドツアー9度目の優勝を飾った。ベスト8には、森薗と石川佳純(全農)が入った。

男子ダブルスではリベントソフ・パイコフ(ロシア)が優勝を果たした。決勝では張・松平賢二の日本ペアとのゲームオール9本の戦いを制した。張・松平賢二は準々決勝で程靖淇 ・崔慶磊 (中国)の中国ペアに勝利。準決勝では軽部隆介・笠原弘光(シチズン・協和発酵キリン)との同士打ちを制し、2位に入った。

女子ダブルスでは女子シングルスで優勝を争った丁寧・劉詩雯(中国)が頂点に立った。日本の平野早矢香・石川(ミキハウス・全農)のペアはベスト4、市川梓・森薗(日立化成)ペアがベスト8に入った。

21歳以下男子シングルスはロシアのガディエフが優勝。ロシア勢がベスト4を独占し、決勝ではクイモフ(ロシア)との戦いを4対2で制し、自国開催での大会に華を添えた。なお、日本選手は出場しなかった。

21歳以下女子シングルスは森薗が優勝。準々決勝で平野美宇(JOCエリートアカデミー)、準決勝で松平志穂(四天王寺高)との日本人対決を制し、決勝ではヌグ・ウィンナム(香港)に0対2から逆転勝ちを収めた。なおベスト4には松平、加藤美優(JOCエリートアカデミー)が入賞、ベスト8には平野、浜本由惟(JOCエリートアカデミー)が入った。

■男子シングルス
優勝 張一博(東京アート)
※ベスト8 丹羽孝希(明治大)、塩野真人(東京アート)

■女子シングルス
優勝 丁寧(中国)
※ベスト8 石川佳純(全農)、森薗美咲(日立化成)

■男子ダブルス
優勝 リベントソフ・パイコフ(ロシア)
※2位 張一博・松平賢二(東京アート・協和発酵キリン)、ベスト4 軽部隆介・笠原弘光(シチズン・協和発酵キリン)

■女子ダブルス
優勝 丁寧・劉詩雯(中国)
ベスト4 平野早矢香・石川佳純(ミキハウス・全農)、ベスト8 市川梓・森薗美咲(日立化成)

■21歳以下男子シングルス
優勝 ガディエフ(ロシア)
※日本選手不参加

■21歳以下女子シングルス
優勝 森薗美咲(日立化成)
※ベスト4 松平志穂(四天王寺高)、加藤美憂(JOCエリートアカデミー)、ベスト8 平野美宇(JOCエリートアカデミー)、浜本由惟(JOCエリートアカデミー)

今大会の記録は、国際卓球連盟(ITTF)、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp
 

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