1. 卓球レポート Top
  2. トピックス
  3. 国際大会(トピックス)
  4. ワールドツアー・スペインオープン ~吉村真晴が男子シングルスで初優勝~

ワールドツアー・スペインオープン ~吉村真晴が男子シングルスで初優勝~

3月25~29日に、アルメリア(スペイン)でワールドツアー・スペインオープンが開催された。ドイツオープンに続き、多くの日本人選手が参加する中、男子シングルスで吉村真晴(愛知工業大)が初優勝を遂げた。


 多くの日本選手が上位に進出した男子シングルスでは吉村が安定したプレーで海外選手を破り、ワールドツアーの男子シングルスで初の栄冠を手にした。決勝のウォン・チュンティン(香港)との一戦は終始、サービスからの展開で優位に立ち、4対0で快勝。初優勝に花を添えた。

 3位には松平健太(JTB)が入賞。順調に勝ち進んだが、準決勝でウォン・チュンティンにゲームオールジュースの末、敗戦を喫した。

 

 女子シングルスでは、田志希(韓国)が優勝。決勝では平野早矢香(ミキハウス)と対戦し、第1、第2ゲームを奪うと、その後も試合のペースを握り、4対1で勝利を収めた。

 平野は決勝で敗れはしたものの、福原愛(ANA)、森薗美咲(日立化成)らを破って決勝進出を果たし、世界卓球2015蘇州大会に向けて弾みをつける結果になった。

 3位には石垣、福原が入賞。石垣は初戦から快勝を続けたが、準決勝で田志希に敗れた。福原は姜華珺(香港)らとのゲームオールに及ぶ熱戦を制して、3位入賞を果たした。

 

 男子ダブルスは何志文/マチャド(スペイン)が優勝。準決勝、決勝と接戦の連続を切り抜けて、王者に輝いた。なお、3位には松平健太/丹羽孝希(JTB/明治大)が入賞。

 

 女子ダブルスは福原愛/若宮三紗子(ANA/日本生命)と平野美宇/伊藤美誠(JOCエリートアカデミー/スターツSC)の日本勢が決勝で対戦。平野/伊藤が2対1とリードを奪う展開が続いたが、第4ゲームからラリー戦での粘り強さを見せた福原/若宮が逆転で女王の座を射止めた。

 

 21歳以下男子シングルスは金東賢(韓国)がドイツオープンに続いてタイトルを獲得した。日本選手では三部が張禹珍(韓国)らを破り、決勝に進出。ベスト4には酒井明日翔(JOCエリートアカデミー/帝京)が入った。

 

 21歳以下女子シングルスでは決勝で平野美宇と伊藤が対戦。手の内を知る2人による戦いは最終ゲームまでもつれたが、最後は激しい打ち合いを制した平野がチャンピオンになった。このほか、3位に、前田美優(希望が丘高)が入賞するなど、ベスト8に6人の日本選手が入賞を果たした。


■男子シングルス

優勝 吉村真晴(愛知工業大)

*3位 松平健太(JTB) ベスト8 森薗政崇、丹羽孝希(ともに明治大)

 

■女子シングルス

優勝 田志希(韓国)

*2位 平野早矢香(ミキハウス) 3位 石垣優香(日本生命)、福原愛(ANA) ベスト8 森薗美咲(日立化成)

 

■男子ダブルス

優勝 何志文/マチャド(スペイン)

*3位 松平健太/丹羽孝希(JTB/明治大)

 

■女子ダブルス

優勝 福原愛/若宮三紗子(ANA/日本生命)

*2位 平野美宇/伊藤美誠(JOCエリートアカデミー/スターツSC)

 

■21歳以下男子シングルス

優勝 金東賢(韓国)

*2位 三部航平(青森山田高) 3位 酒井明日翔(JOCエリートアカデミー/帝京)

 

■21歳以下女子シングルス

優勝 平野美宇(JOCエリートアカデミー)

*2位 伊藤美誠(スターツSC) 3位 前田美優(希望が丘高) ベスト8 浜本由惟(JOCエリートアカデミー/大原学園) 森さくら(昇陽高) 土田美佳(中国電力)


今大会の記録は、国際卓球連盟(ITTF)、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
 国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com
 日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp

\この記事をシェアする/

Rankingランキング

■トピックスの人気記事

NEW ARTICLE新着記事

■トピックスの新着記事