6月20~25日までITTFワールドツアー・中国オープンが開催されている。22日に行われた男子シングルス決勝トーナメント1回戦では、張本智和(日本)がリオオリンピック4位の大ベテラン・サムソノフ(ベラルーシ)にゲームカウント4対3で勝利を収めた。
サムソノフと初対戦となる張本は、出足からピッチの速い攻撃でサムソノフの強固なブロックを打ち破り第1ゲームを先制する。第2ゲームは奪われたものの第3ゲームでは再び張本がラリーを優位に進めてゲームカウント2対1とリード。このまま一気に決め切りたいところだったが、サムソノフのサービスからの展開と緩急を付けた老かいなプレーに苦しみ、2ゲームを連取される。
先に3ゲームを奪われて後がなくなった張本だが、第6ゲームを11-5で奪うと、最終ゲームはスタートからサムソノフをリードしてマッチポイントを迎える。最後は張本のフォアハンドドライブにサムソノフのブロックがオーバーして11-8で勝利。元世界ランキング1位で現在も世界の最前線で活躍するサムソノフから見事、金星を挙げた。
張本は2回戦で許昕(中国)と対戦。世界卓球準々決勝のリベンジとなるか。注目の一戦は本日の21時10分(日本時間:22時10分)から行われる予定だ。
張本のほか、大島祐哉、松平健太、上田仁、吉田雅己、村松雄斗、丹羽孝希が2回戦へ進出を決めている。
今大会の記録は日本卓球協会、国際卓球連盟のホームページに掲載されています。
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com