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ワールドツアー・チェコオープン ~張本智和が男子シングルスで最年少優勝を達成!~

8月22~27日にITTFワールドツアー・チェコオープンが開催された。男子シングルスでは張本(JOCエリートアカデミー)が決勝でボル(ドイツ)を破り、ワールドツアー史上最年少優勝を達成した。このほか、女子シングルスで伊藤(スターツSC)が石川(全農)との同士打ちを制するなど、日本勢が3種目で頂点に立った。


張本が最年少優勝を達成!(写真は2017年ジャパンオープン)

 男子シングルスは張本がワールドツアー初優勝を果たした。張本は決勝トーナメント2回戦で吉村(名古屋ダイハツ)を破ると、準々決勝ではK.カールソン(スウェーデン)、準決勝ではカルデラーノ(ブラジル)をいずれもフルゲームの末に破って決勝に進出。
 迎えた決勝では6月の中国オープンで敗れたボル(ドイツ)と再戦。張本は緩急を使い分けるボルのプレーに苦しみながらも、サービスからの展開で試合を優位に進めて4対2で勝利。
 この結果、14歳の張本がワールドツアー史上最年少優勝記録を達成した(これまでの最年少優勝記録は于子洋(中国)の16歳30日)。張本のほか、日本勢では上田(協和発酵キリン)がベスト8に入賞した。

 女子シングルスは先週のブルガリアオープンに続いて伊藤と石川が決勝で対戦。リベンジを狙う伊藤はサービスから石川を崩して3ゲームを連取。その後、石川が1ゲームを返したが、最後まで伊藤が試合のペースを握り続けて頂点をつかんだ。伊藤、石川のほか、浜本(日本生命)がベスト4、早田(希望が丘高)、橋本(ミキハウス)がベスト8に入った。

 

 男子ダブルスはフランチスカ/グロート(ドイツ/デンマーク)が優勝。決勝では上田/吉村(協和発酵キリン/名古屋ダイハツ)の日本ペアを破ってタイトルを獲得した。上田/吉村は2大会連続の優勝を狙ったが、一歩及ばなかった。
 女子ダブルスは早田/伊藤(希望が丘高/スターツSC)が優勝。決勝のエックホルム/ポータ(スウェーデン/ハンガリー)戦は、1対2とリードを許したところから逆転勝ちで優勝を決めた。伊藤はシングルスと併せて2冠を達成した。このほか、橋本/佐藤(ミキハウス)がベスト4に入賞した。


 21歳以下男子シングルスはアキュズ(フランス)が優勝。決勝では林昀儒(中華台北)とのゲームオールの接戦を制した。日本勢では木造(愛工大名電高)がベスト4、坪井(筑波大)がベスト8に入賞した。
 21歳以下女子シングルスではA.ディアス(プエルトリコ)がミッテルハム(ドイツ)を破って頂点に立った。日本勢では笹尾(横浜隼人高)、森薗美月(サンリツ)がベスト4に入賞。森薗は先週に続く2大会連続の優勝とはならなかった。

各種目の主な結果は以下の通り。

 

■男子シングルス

優勝:張本(JOCエリートアカデミー)

*ベスト8:上田(協和発酵キリン)

 

■女子シングルス

優勝:伊藤(スターツSC)

*2位:石川(全農)、3位:浜本(日本生命)、ベスト8:早田(希望が丘高)、橋本(ミキハウス)

 

■男子ダブルス

優勝:フランチスカ/グロート(ドイツ/デンマーク)

*2位:上田/吉村(協和発酵キリン/名古屋ダイハツ)

 

■女子ダブルス

優勝:早田/伊藤(希望が丘高/スターツSC)

*3位:橋本/佐藤(ミキハウス)

 

■21歳以下男子シングルス

優勝:アキュズ(フランス)

*3位:木造(愛工大名電高)、ベスト8:坪井(筑波大)

 

■21歳以下女子シングルス

優勝:A.ディアス(プエルトリコ)

*3位:笹尾(横浜隼人高)、森薗美月(サンリツ)


今大会の記録は日本卓球協会、国際卓球連盟のホームページに掲載されています。
日本卓球協会 公式HP:http://www.jtta.or.jp

国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com

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