T.T彩たまの柏原哲郎代表取締役社長は、4月15日に行った会見の中で、「卓球コミュニケーション」という新たな提案について言及した。
普段は事務机として使用でき、ネットを置けば卓球台に早変わりするような机を制作し、埼玉県内の各所に置く構想を持っているという。大きさは、事務机としての使いやすさも考慮し、正規の卓球台のサイズではなく、小さめのものとなる。
「卓球をすれば、自然と会話が生まれ、コミュニケーションが生まれます」と柏原社長。競技としての卓球だけでなく、レクリエーションとしての卓球で、人と人とのつながりを作っていけたら、という思いから、この企画に乗り出した。
机はまだ制作中とのことだが、完成が楽しみだ。いろいろな場所で、気軽に卓球が楽しめるような風潮が、埼玉全域そして全国に広がっていったら、どんなに楽しいだろう。
さて、為重洋一郎専務取締役からは「地域密着」「地域貢献」を引き続き大切にするという方針も語られた。
T.T彩たまは試合だけでなく講習会やパティーなどファンと交流する機会を多く設けている。また、企業、自治体、卓球協会・連盟との連携にも力を入れている。高体連と連携した講習会も開催しており、5月には中体連と連携した講習会も予定しているそうだ。また、「試合をやってほしい」というファンからの要望に応え、5月11日には第1回T.T彩たま卓球大会を開催する。
Tリーグの試合だけにとどまらないT.T彩たまの活動に、今後も注目していきたい。
埼玉県庁内の展示コーナーにT.T彩たまのウエア。県との良好な関係を感じさせる
文=川合綾子