4月22日にブダペストで開催された国際卓球連盟の年次総会で、2021年と2022年の世界卓球の開催地が決まった。
2021年の世界卓球(個人戦)は、ヒューストン(アメリカ)で開催されることが決定した。アメリカで世界卓球が開催されるのは、初めてのこととなる。また、アジアとヨーロッパ以外の都市で世界卓球が開催されるのは、1939年のカイロ(エジプト)大会以来となる。
2022年の世界卓球(団体戦)は、成都(中国)で開催されることが決定した。北九州も立候補していたのだが、残念ながら誘致はならなかった。
なお、国際卓球連盟は、昨年の世界卓球2018ハルムスタッドの期間中に開催した理事会で、2021年以降の世界卓球に関して、出場数を見直す方針を固めた。現在行っている形の世界卓球を「ファイナル(finals)」と呼び、出場数を以下のように設定するそうだ。「ファイナル」への出場者を決めるために世界各地で予選会が行われることになり、「ファイナル」は現在の世界卓球よりも規模が小さくなる。
■世界卓球「ファイナル」出場数
男女シングルス 各128名
男女ダブルス 各64ペア
混合ダブルス 128ペア
男女団体 各32チーム
文=川合綾子