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世界卓球2021年以降 ファイナル出場者の決め方

 国際卓球連盟は昨年5月、2021年以降の世界卓球について、現在行っているような世界卓球を「ファイナル(Finals)」と呼び、出場数を変更することを発表していた。そして、ファイナル出場者の決定方法について、より詳しい情報が出された。

個人戦について

 世界卓球の個人戦は、地域ステージ、大陸ステージ、ファイナルの3段階に分けられる。地域ステージの方式それぞれの大陸で決定し、地域ステージを通過した選手が大陸ステージに出場する。そして、大陸ステージの結果と、開催国枠、世界ランキングによって出場選手が決まる。

■世界卓球個人戦は3段階
Regional Stage【地域ステージ】
Continental Stage【大陸ステージ】
Finals【ファイナル】

■世界卓球2021(個人戦)ファイナルの出場数
男女シングルス 各128名
男女ダブルス 各64ペア
混合ダブルス 128ペア

■男女シングルス各128名の決定方法
大陸ステージから決定 93人
開催国枠 3人
世界ランキングから決定 32人
[合計128名]

■男女ダブルス各64ペアの決定方法
大陸ステージから決定 47ペア
開催国枠 2ペア
世界ランキングから決定 15ペア
[合計64ペア]

■混合ダブルス128ペアの決定方法
※未発表

 ITTFの担当者によると、大陸ステージで決まる枠に関する各大陸の枠数の割り振りは、開催年ごとに流動的にする見込みだという。2021年の世界卓球個人戦で各大陸の枠数がどうなるかは、まだ発表できないとのことだった。


団体戦について

 世界卓球の団体戦は、地域ステージ、大陸ステージ、大陸間ステージ、ファイナルの4段階に分けられる。地域ステージの方式それぞれの大陸で決定し、地域ステージを通過したチームが大陸ステージに出場する。ファイナルの出場数は32チームだ。

■世界卓球団体戦は4段階
Regional Stage【地域ステージ】
Continental Stage【大陸ステージ】
Inter-Continental Stage [teams only]【大陸間ステージ】(団体戦のみ)
Finals【ファイナル】

■世界卓球2022(団体戦)ファイナルの出場数
男女団体 各32チーム

■男女団体各32チームの決定方法
各大陸のチャンピオン 6チーム 
大陸代表 19チーム
開催国 1チーム
大陸間ステージから決定 6チーム
[合計32チーム]

 まずは大陸ステージの結果と、開催国枠によって26チームを決定。ITTFの担当者によると、2022年の世界卓球団体戦では、大陸ステージの結果で決まる25枠に関する各大陸の割り振りは、アフリカ3枠、アジア8枠、ヨーロッパ9枠、ラテンアメリカ3枠、北アメリカ1枠、オセアニア1枠を予定しているそうだ。
 その後に大陸間ステージ(Inter-Continental Stage)を行って、残る6チームを決定する。大陸間ステージは12チームで行い、大陸間ステージに出場できる国は、アフリカ1枠、アジア5枠、ヨーロッパ3枠、ラテンアメリカ1枠、北アメリカ1枠、オセアニア1枠を予定しているそうだ。

 なお、ファイナルの試合方式は、個人戦は、シングルス、ダブルスともに1回戦からトーナメント形式で行われる。団体戦は、4チームずつ8グループに分けて予選リーグを行い、各グループ上位2チームが決勝トーナメントに進む形式で行われる。

文=川合綾子

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