国際卓球連盟(ITTF)執行委員会は2020年6月4日に会議を行い、世界卓球選手権釜山大会(団体戦)の日程について2021年の早い時期を検討する方針などを決めた。
今回の会議での主な決定は次の通り。
●世界卓球選手権釜山大会を2021年の早い時期に開催できるよう、ITTF執行委員会から現地組織委員会に日程の検討を要請する。現時点で設定している日程(2020年9月27日~10月4日)では大半のチームが韓国に行けない可能性があるため
●(毎年、世界卓球の期間中に開催する)年次総会を、2020年9月28日開催のままとする。世界卓球が延期になった場合はオンラインで年次総会を開催する
●世界卓球の状況が確認でき次第、オリンピックおよびパラリンピックの延期を考慮しつつ、2021年の大会スケジュールを整備する
●現時点で、ITTFは2020年の国際オープン大会を2020年の第四四半期に開催する望みを捨てていない
●アスリート委員会の協力を得て、執行委員会は2020年東京オリンピックおよびパラリンピックの予選形式を調整した。IOCとIPCにそれぞれ確認が取れ次第、予選形式を発表する
●COVID-19によって影響を受けた各国協会、選手、プロジェクトへの金銭的援助を行う。詳細は追って発表する
●最近世界で起きた出来事を考慮し、ITTFはあらゆる形の差別に対してゼロ・トレランス政策(断固として認めない立場)を強調する
なお、次回のITTF執行委員会の会議は2020年6月23日に開催される予定だ。