ヨーロッパ卓球連合(ETTU)は9月16日に総会を行い、イゴール・レヴィティン氏(ロシア)が新会長になった。会長選挙に立候補したのはレヴィティン氏のみで、2013年から会長を務めたロナルド・クラマー氏(オランダ)から会長職を引き継いだ。任期は4年間となる。
レヴィティン氏は国際卓球連盟会長諮問委員会のメンバーであり、ロシア卓球連盟の評議会議長。68歳。ロシアでは2008年ヨーロッパ卓球選手権大会、2009年男子ワールドカップ、2010年世界卓球選手権モスクワ大会など国際大会を積極的に招致。ロシアリーグではオフチャロフ(ドイツ)や水谷隼(木下グループ)をはじめ世界の一流選手がプレーし、欧州最強を決めるヨーロッパチャンピオンズリーグ2016-2017ではロシアのオレンブルクが優勝した。ロシアの卓球を盛り立ててきたレヴィティン氏は、ETTU会長としても積極的な施策をするものと思われる。
なお、副会長選挙には10名が立候補し、ブラディミル・サムソノフ氏(ベラルーシ)ら5名が副会長に就任した。
ETTU選挙結果
■会長
イゴール・レヴィティン(ロシア)
■会長代理
ペドロ・モウラ(ポルトガル)
■財務担当副会長
サンドラ・ディートン(イングランド)
■副会長
ブラディミル・サムソノフ(ベラルーシ)
ソニヤ・グレフバーグ(フィンランド)
ミゲル・ヴァンサン(フランス)
ハイケ・アーラート(ドイツ)
イーナ・ジョゼプソン(ラトビア)
※敬称略