9月28日にオンラインで開催された国際卓球連盟の年次総会で、2023年の世界卓球の開催地が南アフリカ共和国のダーバンに決定した。
アフリカ大陸で世界卓球が開催されるのは1939年のカイロ大会(エジプト)以来、84年ぶり、南半球では初となる。2017年大会で成功を収めたデュッセルドルフも立候補していたが、投票の結果、90票を獲得したダーバンが初開催を決めた(デュッセルドルフは39票)。
アル=モハナディITTF会長代理は次のようにお祝いの言葉を述べた。
「来年(2021年)以降に導入される世界卓球のフォーマットの変更によって私たちは継続的に恩恵を受けており、世界の様々な地域からより多くの国が入札を行うことができるようになってきています。これは卓球の国際的な魅力がますます高まっていることの反映であり、卓球というスポーツを将来よりグローバルにするための努力を続けている私たちにとって、非常に喜ばしいことです」
なお、世界卓球2018ハルムスタッドの期間中に開催された理事会において、2021年から世界卓球の本大会をファイナル(Finals)と位置づけ、大陸予選を行うことで、大会規模を小さくすることを決定している。
文=佐藤孝弘