日本卓球協会は、2020年12月19日の理事会で、2021年の荻村杯ジャパンオープンを開催しないことを決めた。
2021年は、従来のワールドツアーではなくWTT(World Table Tennis)が開始される。日本としてこれを引き受けられるかどうか、会場や資金の面を含めて慎重に判断する必要があり、2021年に関しては開催しないことを決めた。また、ジャパンオープンに限らず、2021年に関しては国際大会の日本での開催は行わない方針を固めた。
ジャパンオープンは1989年に鳥取市で第1回大会を開催。1991年までは全日空杯ジャパンオープンとして、1992年から1997年までは全日空ジャパングランプリとして、1999年からは荻村杯ジャパンオープン(うち2003年から20008年はフォルクスワーゲンオープン荻村杯)として2019年まで31回にわたって開催されてきた。2020年は北九州市で第32回大会を開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症の状況から中止となった。