肢体不自由者卓球協会は、第41回ジャパンオープン・パラ卓球選手権大会を中止することを2021年1月29日付けで発表した。もともとは2021年3月13~14日にグリーンアリーナ神戸での開催を予定していたが、関係者の健康、安全を最優先に考えて協議を重ねた末、中止を決めた。
ジャパンオープン・パラ卓球選手権大会は、障害の程度(重さ)によってクラスを分けずに競技を行う大会。パラ卓球は、原則として障害の程度によってクラスを分け、同クラスの選手同士が試合を行うが、この大会は「車いす」「立位」を分けるのみで、障害の程度によるクラス分けを行わない、いわば"無差別級"の戦いだ。なお、2014年より設けられた「G1」「G2」は「上位」「下位」を意味するが、どちらに出場するかは原則として選手の自己申告となっている。
この大会では、車いす卓球の岡紀彦(おか としひこ)選手が、通算27回優勝という大記録を樹立している。