ユースの世界ランキングに関して、その詳細が国際卓球連盟(ITTF)より2021年4月12日付で発表された。
ユースの世界ランキングは年齢カテゴリーをU19、U17、U15、U13、U11に区切り、男子シングルス、女子シングルス、男子ダブルスペア、女子ダブルスペア、男子ダブルス個人、女子ダブルス個人、混合ダブルスペア、混合ダブルス個人のランキングを作成する予定だ。ただし、ユースのランキングが初めて発表された第15週では、シングルスのみの発表となっている。
基本的な仕組みはシニアと同様で、ユースの世界ランキングは大会の成績によって得られるポイントをもとに決定する。獲得できるポイントは大会のカテゴリーごとに決められており、直近1年間の大会の中で成績の良い方(ポイントが高い方)から10大会分(2021年は8大会分)のポイントを合計して世界ランキングを決定する。ただし、対象となる大会は2021年以降の大会となる。
新制度への経過措置として、2020年12月の世界ランキング(シニア、ジュニア、カデット)のポイントの何割かが保持され、保持されるポイントはシニアのポイントの150%、ジュニアのポイントの80%、カデットのポイントの20%のうち最も高いものとなる。2020年12月のポイントが保持される割合は、第20週より4週ごとに漸減し、48週目にゼロとなって経過措置が終了する。
ユースの世界ランキングのポイント対象大会は以下の通り。
・シニアの世界ランキングの対象大会にあるシニアのイベント
・WTT未来のスターカップ
・世界ユース選手権大会(U19、U15)
・WTTユース・スターコンテンダー(U19、U15)
・WTTユース・コンテンダー(U19、U17、U15、U13、U11)
・大陸選手権大会(U19、U15)
・国際大会(大陸選手権大会の予選/U19、U15)
獲得できるポイントは、シニアのイベントはシニアで設定されたポイントの5倍を獲得することができる。
WTT未来のスターカップ以下のイベントは、ユースの世界ランキングのためのポイントが設定される。例えば、WTT未来のスターカップで優勝した場合、シニアのランキングでは獲得できるポイントは75だが、ユースのランキングでは2,700ポイントが設定されている。