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卓球 世界チームランキングの決定方法

 2021年4月より世界チームランキングが発表されるようになった。チームランキングのカテゴリーには男子シニア、女子シニア、男子U19、女子U19、男子U15、女子U15があり、毎月1回発表される。

 新制度(2021年から)のチームランキングの決定方法は、2020年までとは異なっている。

 2020年までのチームランキングは、各国・地域が総当たりの団体戦を行ったと仮定して順位を計算していた。その仮想の団体戦では、各国・地域の世界ランキング上位3選手(世界卓球選手権大会への出場資格を持たない選手は除く)が出場して世界卓球選手権大会方式の団体戦(A対X/B対Y/C対Z/A対Y/B対X)を行ったと仮定。いずれの対戦も世界ランキング(ランキングポイント)が高い選手が勝つと仮定し、勝ったチームは2得点、引き分けの場合1得点を得るとして、順位を計算していた。

 新制度(2021年から)のチームランキング(シニア)は、国際大会における団体戦の結果に対してポイントが与えられ、ポイントの高い方から3大会分(ただし、出場可能な国・地域に制限がある大会は最大1大会まで)のポイントの合計に、シングルスのランキングにかかわるポイントを追加して、順位が決まる。
 シングルスのランキングにかかわるポイントは、シングルスの世界ランキングで各国・地域の上位3選手のポイントを合計し、合計ポイントの高い方から順に1位のチームは2,000ポイント、2位のチームは1,850ポイント(以下省略)というようにポイントを設定する。【卓球 世界チームランキングの対象大会とポイント

 2021年5月の男子シニアのチームランキングの場合、上位のポイント内訳は次の通り。

1位 中国 7,500点
<内訳>
2016年リオ五輪優勝 2,000点
2018年世界卓球優勝 2,000点
2019年チームワールドカップ優勝 1,500点
シングルスランキング1位 2,000点

2位 日本 5,254点
<内訳>
2018年世界卓球5位 1,464点
2016年リオ五輪2位 1,400点
2019年チームワールドカップ3位 540点
シングルスランキング2位 1,850点

3位 ドイツ 5,042点
<内訳>
2018年世界卓球2位 1,850点
2016年リオ五輪3位 980点
2019年ヨーロッパ選手権(あるいは競技大会)優勝 500点
シングルスランキング3位 1,712点

4位 韓国 4,880点
<内訳>
2018年世界卓球3位 1,712点
2019年チームワールドカップ2位 900点
2016年リオ五輪4位 686点
シングルスランキング4位 1,582点

5位 スウェーデン 4,092点
<内訳>
2018年世界卓球3位 1,712点
2016年リオ五輪5位 480点
2019年ヨーロッパ競技大会2位 436点
シングルスランキング5位 1,464点

 なお、団体戦の結果のポイント有効期限は「4年間、もしくは次回開催まで」となっている。

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