日本卓球協会が2021年7月12日に創立90周年を迎え、公式サイトをリニューアルした。また、公式サイトに加えてJTTA指導者養成委員会の公式サイトをリニューアルすると同時に、JTTA主催大会を中心に試合をライブ配信するプラットフォームとして動画配信サイト『卓球TV』を新たに開設。このほか、ソーシャルメディアアカウントが開設された。
【JTTAソーシャルメディアアカウント】
ツイッター： @jtta_official （ https://twitter.com/jtta_official ）
インスタグラム： @jtta_official （ https://www.instagram.com/jtta_official/ ）
日本卓球協会が設立されたのは1931年（昭和6年）7月12日。それまで、日本国内に卓球の団体が4つも存在していた。その4つとは、大日本卓球協会、大日本卓球連盟、全国卓球連盟、帝国卓球協会である。
大日本卓球協会は1921年（大正10年）に大阪で設立された。その大日本卓球協会の一部のメンバーが1924年（大正13年）に大阪で大日本卓球連盟を設立。1926年（大正15年）には全国卓球連盟が東京に、1927年（昭和2年）に帝国卓球協会が東京にできると、全部で4つの団体が存在するようになった。ちなみに、1930年（昭和5年）には帝国卓球協会を除いた3団体が全日本選手権大会を開催したため、全日本チャンピオンが3人いるという現象が起きた。
だが、1931年（昭和6年）には、こうした状況に終止符が打たれた。この4団体を解消し、新たに「日本卓球会」が設立。1937年（昭和12年）に「日本卓球協会」に改称され、1976年（昭和51年）からは財団法人として、2012年（平成24年）からは公益財団法人として、日本卓球協会は今日まで歴史を積み重ね、日本の卓球の発展を支えてきた。
日本卓球協会では、90周年を記念してロゴマークを制定。ラケットとボールをモチーフに90を表現したものので、シンプルかつ卓球のアイデンティティをより強く打ち出し、一体感を生み出すロゴとして設計したそうだ。このほか、90周年事業として、これまで歴史を創り支えた功労者約150名の選出と表彰、記念誌の制作、記念映像の制作、公式サイト上に特設ページを展開することを予定しているそうだ。
