2022年1月18日、韓国ナショナルチームの新監督が決まった。男子ナショナルチーム監督には朱世爀氏が、女子ナショナルチーム監督には呉光憲氏が就任する。
朱世爀氏はカット型。選手としては2003年世界卓球選手権パリ大会で男子シングルス準優勝、2012年ロンドンオリンピック男子団体銀メダルという実績を持つ。バック面のツブ高ラバーでブッツリ切るカットはまさに鉄壁で、チャンスと見るや攻撃選手にも負けないフォアハンドドライブを放っていた。指導者としては、2018年に韓国の実業団チームのコーチを勤めた経験がある。指導経験が豊富とはいえないが、2017年まで国際大会に出場し、Tリーグ2019-2020シーズンに琉球アスティーダの選手としてプレーするなど、最近まで選手として活動して技術的にも現代卓球に精通していることが、強みとなると期待されている。
呉光憲氏は監督として淑徳大学を率いて数々の全国大会優勝を成し遂げ、教え子たちは日本代表選手をはじめトップ選手として活躍した。その後、日本の女子ジュニアナショナルチーム監督を務め、世界ジュニア選手権大会女子団体優勝などの成果を収めた。2017年からは韓国の実業団チームを指導。豊富な指導経験、日本の女子卓球を押し上げた手腕に期待が集まる。
写真提供=「韓国 月刊卓球」