7月17日(日)、東京都大田区で「木下グループカップ2022 小学生大会」が大田区立総合体育館で開催され、大会前のイベントに水谷隼、及川瑞基(ともに木下グループ)が登場。東京近郊の小学生を中心に全国の小学生およそ400名が来場し、大会に先立ってトップ選手2人の技を堪能した。
イベントは、水谷氏と及川選手がそれぞれ自身が強くなった練習を紹介するコーナーやエキシビションマッチ、観客との質疑応答、2人のサイン入りバタフライグッズのプレゼントなど、盛りだくさんの内容で行われた。
現役を離れて久しい水谷は本イベントを振り返って「びっくりするくらい出来が悪かった」という自己評価を下したが、2人のトップ選手の技術は子どもたちの羨望の眼差しを浴びるに十分なものだった。
来場した子どもたちは、水谷氏と及川選手から伝わってくる卓球のすごさや楽しさにふれ、思い出に残る時間を過ごせたのではないだろうか。
今日はびっくりするくらいトークもプレーも出来が悪かったですね(笑)
普段の講習会では、2時間とか2時間半かけて徐々に感覚をつかんでいって、最後のエキシビションマッチでは最高のプレーをするという今までの流れでしたが、今日は40分と時間が短く、すぐに試合で、迷い込んだこびとみたいでしたね。卓球始めてやりました。ルールちょっと覚えましたくらいの。
引退して1年近くたって、ちょっと人間味が出てきましたね。それまではちょっと機械的な感じがありましたが、やっぱりいい時と悪い時の差があるのは、人間らしくていいんじゃないでしょうか。普段は失敗しても別に気にしませんが、今日は冷や汗が出てきました。段々感情が豊かになってきました。
今日来た子どもたちには、将来自分が20年後に子どもたちの前でこういう講習会をするんだという気持ちで頑張ってほしいですね。ありがとうございました。
■及川瑞基選手のコメント
水谷さんはタレント感が出てて、完全に変わっちゃって、ボールもあんまり見えてなさそうでした。水谷さんを引き立てられなかったので、僕も反省しています(笑)
僕も最初は緊張していましたが、冷や汗よりも普通の汗がすごくて、緊張は解けてきて講習会慣れしてきたのかなと思いました。
今日は水谷さんと自分のプレーを間近で見てもらうことができて、小学生にも刺激とか影響は与えることができたんじゃないかと思います。今後もこういう機会があったらぜひ、講習会をしたいと思います。全国の皆さん、是非行くので待っててください!
バタフライYouTubeチャンネルでは講習会の模様を近日中に公開予定です。
(取材=佐藤孝弘)