2023年6月1日と2日、東京都杉並区のバタフライ卓球道場で全国レディース指導者講習会が開催され、全国でレディース卓球の運営に携わっている指導者等、43都道府県から44名が参加した。
【レディース指導者講習会】
今回の講習会は、株式会社タマス(バタフライ)がレディース卓球の技術向上と全国のレディース指導者の情報交換の場として行われ、6年ぶりの開催となった。
バタフライに在籍するスタッフが講師となり、全国のレディース卓球で中心的な役割を担う指導者に、トップレベルの指導方法等を共有した。
司会進行はガンちゃんこと岩崎清信(平成8年度全日本チャンピオン)が務め、オリンピック3回出場の渋谷浩(平成11年度全日本チャンピオン)がサポート。講師陣は全国大会等で表彰台の経験を持つ社員が揃った。
伊藤友孝(平成11年度全日本選手権大会 男子ダブルス3位)
川田勝(平成13年度全日本社会人選手権大会 男子ダブルス2位)
坂本夕佳(平成22年度全日本選手権大会 混合ダブルス優勝)
共田準吾(平成23年度全日本選手権大会 男子ダブルス2位)
北原大輝(平成27年度東京選手権大会 男子ダブルス2位)
初日に行われた技術講習では、基本技術(フォアハンド、バックハンド)、台上技術(サービス、レシーブ)、フットワークなどの基礎的なテクニックの考え方が紹介され、受講したレディース指導者のみなさんがメモを取りながら熱心に聞き入る姿が見られた。
2日目は、講師にダブルスのスペシャリストが揃っていることもあり、ダブルスについての講習が行われ、サービスの出し方、レシーブでの心構え、パートナーへの配球のコツなどが紹介された。
【ダブルスの団体戦で東西対抗】
午後からは親善試合としてダブルスの団体戦を実施。参加者を東西エリアに分けて、東はチームディグニクス(監督:渋谷浩)、西はチームグレイザー(監督:川田勝)と称してチーム分けされた。試合はレディースとバタフライのスタッフでペアを組み、全20マッチという長丁場で行われた。
序盤の試合は出場者に硬さや緊張が見られたものの、かつてシニアで腕を鳴らした選手も多く、チームの勝利を目指して真剣なダブルスバトルが繰り広げられた。
前半の10試合を終えたところで、5対5という全く互角の展開で後半を迎える。ここで円陣を組み、足踏みと掛け声で指揮を高めようとする川田監督。一方の渋谷監督は膝痛の影響か、静観の構えを見せる。
後半戦に入ると雰囲気がほぐれ、笑顔や応援の叫び声のボルテージが上がっていく。18マッチ終了時点で西のチームグレイザーが10対8と勝利に王手をかけたが、東のチームディグニクスが最後の2マッチを連取して、10対10で20試合を終えるというまさかの展開。
勝敗の結果で参加賞が異なることから、岩崎清信審判長の裁定でビクトリーマッチが行われることになり、両チームのバタフライスタッフによるダブルス戦で勝負を決することに。東は坂本夕佳&北原大輝という販売支援部のペア、西は伊藤友孝&岡本晃という国内販売部コンビの対決となり、サウスポーで組んだ伊藤・岡本ペアが坂本・北原を押し切って、西のチームグレイザーがビクトリーマッチをものにし、歓喜の万歳三唱で勝利を祝った!
【今年の全国レディースは岩手県奥州市で開催。バタフライがタイトルスポンサー】
最後に、今年の全国レディース卓球大会(7月22~23日、岩手・奥州市総合体育館)でバタフライがタイトルスポンサーを務めることが紹介され、2日にわたるレディース指導者講習会が締めくくられた。
【プレスリリース】バタフライが第46回全国レディース卓球⼤会のタイトルスポンサーに決定
↓全国レディース指導者講習会の動画はこちら