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卓球 ITTFアワード 樊振東らが受賞

2023年ITTFアワードの授賞式が、世界卓球2024釜山の男子団体決勝の翌日に行われた。各賞の受賞者は次の通り。

写真提供=ITTF(国際卓球連盟)

男子選手賞 樊振東 (中国)
女子選手賞 孫穎莎(中国)
男子パラ選手賞 ウィリアム・ベイリー(イギリス)
女子パラ選手賞 ソ・スヨン(韓国)
活動的な協会賞 エクアドル
コーチ賞 ナタナエル・モラン(フランス)
審判賞 ケルスティン・デュシャッツ(ドイツ)

樊振東(中国)

 樊振東(中国)はシングルスの勝率81%という驚異的な数字を記録し、7度の決勝進出を果たすなど、1年を通して抜群の安定感を見せた。世界卓球2023ダーバンシンガポール スマッシュをはじめ2023年の5つのタイトルを獲得した。

孫穎莎(中国)

 孫穎莎(中国)は世界卓球2023ダーバンシンガポール スマッシュWTTチャンピオンズ 新郷WTT女子ファイナルズ2023名古屋などタイトルを積み重ねた。7大会、61試合、9つの決勝を戦い、男女を通して最多のタイトルを獲得した。

ウィリアム・ベイリー(イギリス)写真提供=ITTF/WTT

 パラ卓球(男子クラス7)のウィリアム・ベイリー(イギリス)は36連勝という快挙を成し遂げた。世界チャンピオンヨーロッパチャンピオンに輝いている。

ソ・スヨン(韓国)写真提供=ITTF/WTT

 パラ卓球(女子クラス2)のソ・スヨン(韓国)は17試合中16試合に勝利し、94%という驚異的な勝率を記録した。杭州アジアパラ競技大会では女子シングルス女子ダブルス、混合ダブルスと3つの金メダルを獲得する活躍を見せた。

エクアドルは2023年11月のWTTユースコンテンダー クエンカで6種目優勝
写真はU11男子シングルス表彰(写真提供=WTT)

 エクアドルは卓球の発展と普及に献身的に取り組んでいる。ホープスとカデットの活動、メンターシップ、ジェンダーバランスなどのプログラムに参加。卓球というスポーツを拡大し、地域社会を巻き込もうとする彼らのたゆまぬ努力は、地域内の卓球の成長に大きな影響を与え、世界中の加盟協会への手本となっている。

ナタナエル・モラン(フランス)

 ナタナエル・モラン(フランス)のコーチングは、選手たち、特にルブラン兄弟(フランス)の目覚ましい活躍につながった。F.ルブランはわずか17歳で世界ランキング6位になり、フランス男子チームは世界卓球2024釜山で決勝に進出した。

ケルスティン・デュシャッツ(ドイツ)写真提供=ITTF/WTT

 ケルスティン・デュシャッツ(ドイツ)は審判員としてコート上でのプロフェッショナリズムと専門知識を示している。さらに彼女は若手審判員のメンターとして、オンラインおよび現場でのトレーニングを提供して成長をサポートした。

 このほか、開催地として世界卓球2023(個人戦)のダーバン(南アフリカ)、2023年世界ユース卓球選手権大会のノヴァ・ゴリツァ(スロベニア)、ITTFサミット2023のバンコク(タイ)、2023年混合団体ワールドカップの成都(中国)、2023年世界ベテラン卓球選手権大会のマスカット(オマーン)が表彰された。
 また、2026年世界パラ卓球選手権大会の開催地はパタヤ(タイ)、2026年世界マスターズ卓球選手権大会の開催地は江陵(韓国)と発表された。
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