公益財団法人日本卓球協会は7月12日、味の素ナショナルトレーニングセンターで、パリオリンピック卓球競技の日本代表選手の記者会見を行った。
今回の記者会見にはパリパラリンピックの日本代表選手も参加し、オリンピックとパラリンピックで戦う日本チームが集結した。
■パリオリンピック男子・田勢邦史監督のコメント
「男子は3種目とも世界ランキングを上げるために多くの国際大会に出場してきました。選手のコンディションが心配でしたが、連戦の中で間違いなく成長し、他国との競争にも負けず、乗り越えてくれました。パリではその自信と日本代表という誇りを胸に、思う存分戦ってほしいと思います。
そして、われわれはオリンピックを通して、スポーツの価値を伝えることも非常に重要な役目だと思います。多くの関係者、卓球ファン、子供たちに感動してもらえるようなプレーができるよう、一丸となって頑張っていきたいと思います。」
■男子3選手のコメントは次の通り。
■パリオリンピック女子・渡辺武弘監督のコメント
「オリンピックは個人種目の混合ダブルスとシングルスからスタートします。まずは個人種目から活躍をして良いメダルを獲得し、その流れで後半の団体を戦っていきたいです。ぜひ、中国を倒して良い色のメダルを獲得していきたいと思います。
オリンピックは世界中でいろんな方が観戦や応援をするので、見てくれている人たちに日本チームは頑張っているな、勇気もらったよ、感動したよ、という戦いをしていければ、結果もついてくると思います。」
■女子3選手のコメントは次の通り。
なお、パリオリンピック日本代表は、7月17日まで味の素ナショナルトレーニングで代表合宿を行い、翌日の7月18日に日本を出発する。
7月27日から8月10日まで、真夏のパリで卓球NIPPONが華麗に舞う姿に期待したい。
記者会見にはパリパラリンピック日本代表の立位と車いすの監督と選手が参加し、それぞれ抱負を語った。
■立位・森薗美咲監督
「立位は選手それぞれがメダル獲得を目指して、パラリンピックという最高の舞台で最高のプレーができるようチーム一丸となって頑張っていきたいと思います。」
■車いす・山本恒安監督
「車いすは2名出場しますが、残り50日あまり、できるだけサポートして二人が試合で最高のパフォーマンスをできるようにしたいです。」
■男子代表選手のコメントは次の通り。
七野一輝(オカムラ)
「初めてのパラリンピック、ずっと憧れ、目標としてきた舞台に立てる喜びを感じながら、最高のパフォーマンスが発揮できるよう頑張りたいです。」
齋藤元希(プランテック)
「パラリンピックは初めての舞台ですが、全力で最高のプレーを重ねて、パラリンピックが好きになって帰ってこられるように頑張りたいです。」
八木克勝(電通デジタル)
「東京パラリンピックから2度目ということで、3年間の集大成として楽しく、そしてメダルを取れたらいいなと思います。」
岩渕幸洋(協和キリン)
「3度目のパラリンピックですが、自分の好きなパラリンピックの舞台をより好きになれるよう、最後まで全力でプレーしてきたいです。」
舟山真弘(早稲田大学)
「初めてのパラリンピック、メダル獲得を目標に掲げ、持ち帰ってこられるようにしたいです。」
竹守彪(ヤオコー モラージュ柏店)
「3大会連続出場することができてうれしく思います。メダルを取るために一生懸命頑張りたいです。」
■女子代表選手のコメントは次の通り。
友野有理(タマディック)
「前回のパラリンピックよりも実力的にも技術的にも上がってきていると自信を持って言えるので、しっかり発揮していきたいです。」
古川佳奈美(えん・コミュニケーションズ)
「東京オリンピックに続いて2大会連続の出場となるので、頑張ってきたいと思います。」
和田なつき(内田洋行)
「初めてのパラリンピックを自分らしく楽しく笑顔で戦い抜きたいと思います。」
なお、パリパラリンピックの日本代表は8月26日に日本を出発し、8月29日から9月8日まで世界の舞台に挑んでいく。
(取材=卓球レポート)