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全日本マスターズ ~サーティは三田村と宮地が優勝~

平成24年度全日本選手権大会(マスターズの部)が10月26~28日、秩父宮記念体育館と県立体育センター(ともに神奈川)で開催され、全国の予選をくぐり抜けた選手たちが各カテゴリーの優勝を目指して熱戦を繰り広げた。

【男子シングルス】
男子サーティは前回王者の三田村宗明(リトルキングス・神奈川)が圧倒的な攻撃力で2連覇を達成。決勝は平成10年度全日本ダブルスチャンピオンの佐藤利明(はるかぜ・大分)と対戦。三田村は佐藤の表ソフトの堅実な攻守に手を焼いたが、中盤からフォアサイドを突いてリズムをつかんで引き離し、見事に2年連続優勝を決めた。

男子フォーティは林泉(大成クラブ・埼玉)が準決勝で前回優勝の三島崇明(ピンポンPan旭川・北海道)に競り勝って波に乗った。決勝は芝雅人(福井クラブ・大阪)との打撃戦を制して、うれしい初優勝を飾った。

男子フィフティは、準々決勝で2連覇中の坂本憲一(日産追浜・神奈川)が大島淳(KSTC・兵庫)にまさかの完封負け。決勝は坂本のチームメイト・江浜勲(日産追浜・神奈川)が驚異的な動きで大島を粘り倒し、3年振りに王座に返り咲いた。



【女子シングルス】
女子サーティーは初出場の宮地和佳子(さくらんぼ・埼玉)が初優勝。両面裏ソフトの変化カットと意表をつく攻撃で、並みいる強豪を連破。決勝では飯村千絵(ヒロタクスポーツ・広島)に追い上げられて苦しい展開になったが、最後まで気力が途切れることなく、大接戦を制した。

女子フォーティはペン表ソフト速攻型の佐原有美(圓クラブ・愛知)が優勝。佐原は韓国からの帰化選手で、元韓国チャンピオンで世界選手権大会にも出場しているトップ選手。決勝ではカットの島村美恵(MD相模・神奈川)とのハイレベルな戦いを見せて会場をわかせた。

女子フィフティは元全日本チャンピオンの大津絵美子(丸亀SC・香川)が前々回大会に続いて2度目の優勝を飾った。決勝ではディフェンディングチャンピオンで連覇を狙う稲川佳代(COLOR・神奈川)の変化プレーをパワフルなドライブで打ち抜いた。



各カテゴリーの優勝者は以下の通り。
【男子サーティ】三田村宗明(リトルキングス・神奈川)
【男子フォーティ】林泉(大成クラブ・埼玉)
【男子フィフティ】江浜勲(日産追浜・神奈川)
【男子ローシックスティ】横田貞義(スリースター・山口)
【男子ハイシックスティ】中村提見(サザンクロス・東京)
【男子ローセブンティ】岩永忠幸(扇卓球パーク・愛知)
【男子ハイセブンティ】池内祥治(SEIZANクラブ・熊本)
【男子ローエイティ】正野素行(大阪卓球ベテラン会・大阪)
【男子ハイエイティ】小林稔(個人・大阪)
【女子サーティ】宮地和佳子(さくらんぼ・埼玉)
【女子フォーティ】佐原有美(圓クラブ・愛知)
【女子フィフティ】大津絵美子(丸亀SC・香川)
【女子ローシックスティ】横山祐見子(ピンポン館・高知)
【女子ハイシックスティ】持田恵子(サクセス・愛知)
【女子ローセブンティ】長澤征代(つばさクラブ・東京)
【女子ハイセブンティ】林明美(大阪卓球ベテラン会・大阪)
【女子ローエイティ】土佐昭子(浜卓会・神奈川)
【女子ハイエイティ】大塚徳子(大阪卓球ベテラン会・大阪)

今大会の記録は、日本卓球協会のホームページに掲載されています。
日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp

今大会の模様は卓球レポート12月号(11月20日発売)に掲載されます。

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