5月14日、大会2日目は男女シングルスの予選ラウンドに続いて混合ダブルスの決勝トーナメント1回戦が行われた。日本からは岸川・福原、吉村・石川、松平賢二・若宮の3ペアがエントリー。先陣を切ったのは岸川・福原の銅メダルペア。落ち着いた試合運びでイタリアペアを退けた。
銅メダルペアが日本の先陣を切った
再びメダル獲得に向けて快調な滑り出し
試合後は安堵の表情でインタビュー
岸川・福原 -7、4、3、3、9 レックダルドッソ・ヴィヴァレッリ(イタリア)
出だし日本ペアのミスが続き1-6とイタリアペアにリードを許す苦しい流れ。終盤7-10まで追い上げるが及ばず。
第2ゲームは岸川のフォアハンドドライブが決まり、3-0と好調な出足。岸川の攻撃と福原の守備がかみ合い6-1と引き離したところから流れをキープして11-4とし1ゲームを返す。
第3ゲームは男子のボールを福原がアグレッシブに攻めて8-1と一方的な流れ。11-3で2ゲーム連取。
第4ゲーム、岸川のチキータなど多彩なレシーブに、福原のバックハンドの変化も効いて11-3と3ゲーム連取。
日本ペアはここで決めたいという思いが強すぎたか、ミスを重ね1-5とリードを許す。ここからイタリアペアのミスが続き、日本ペアが4-5と追い上げたと ころでイタリアベンチのタイムアウト。岸川が台上のボールをフォアクロスに決めて5-5と追いつくが、イタリアペアも粘りを見せて、9-8とリード。ここ でしっかり岸川がフォアハンドで決めて9-9。ラリーから岸川のバックハンドが決まりマッチポイント。最後は福原のボールをイタリアペアがミスして 11-9。立ち上がりこそ固さが見られたものの、実力差を感じさせる内容で快勝し、2回戦に駒を進めた。
■岸川・福原ペアインタビュー
「全体の初戦なので少し緊張もあり、1ゲーム目はトスで負けて不利(福原が相手の男子のボールを受ける順序)だったので、1ゲーム目を落としたことは仕方がないと思います。3ゲーム目が勝負でしたが、それを取ったので一安心でした。(岸川/福原のペアは)安定しており、1ゲーム目で負けても慌てませんでした」と村上恭和監督。
「しっかり勝ち抜くことができてほっとしています。事前に練習してきたことを出せました。1ゲーム目は硬くなって負けましたが、あとの4ゲームは自分たちで流れをつくることができ、明日につながる試合ができました」と福原。
「かなりいい試合ができて、勝つことができました。明日につながるいい試合ができたと思います。1ゲーム目は不利でしたが、相手はかなり格下なので取りたかったのですが、修正して3ゲーム目、5ゲーム目をとれたこと、5ゲーム目は0対5から逆転できたことがよかったです」と岸川。
卓レポ.comでは本サイトのほかにツイッター(https://www.twitter.com/takurepo/)でもリアルタイムの情報を配信しています。是非ご覧ください。
試合の詳細な記録は下記サイトをご覧ください。
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com