男子ダブルスの3回戦に日本から3ペアが登場。松平・丹羽の全日本チャンピオンペアがクロアチアペアをストレートで圧倒すると、岸川・水谷、張・松平賢がこれに続き、3ペアがベスト16入りを果たした。
松平健・丹羽 6,9,8,5 ガシナ・コラレク(クロアチア)
岸川・水谷 9,5, フィリモン・クリシャン(ルーマニア)
張・松平賢 6,9,-9,8,11 マテネ・ロビノ(フランス)
松平・丹羽は丹羽の超高速カウンターと松平の威力のあるバックハンドドライブでクロアチアペアを圧倒。
岸川・水谷は、シングルスの敗戦が吹っ切れたような動きの良さを見せた水谷がパワーボールを打ち込み、ストレートでルーマニアペアを退けた。
張・松平は地元フランスのマテネ・ロビノと対戦。見応えのあるラリー戦となったが、しっかりとフットワークを使える日本ペアが攻めきってベスト16入りを決めた。
■松平健太・丹羽孝希インタビュー
「4−0で勝てましたが、その中でいいプレーは数本だったので、もっと調子を上げていきたいです。明日はラリーが続くと思うので、戻りを早くすることを意識します」と丹羽。
「リードしていたのに僕が凡ミスしてから逆転されるシーンがあったので、次の試合ではそうならないように気をつけます。今の相手は打球点が早くて、やりやすかったです。(明日の対戦が見込まれる)水谷さん・岸川さんはそういう展開になりにくいと思うので、できるだけ前でプレーすることが大事だと思います」と松平健太。
■岸川聖也・水谷隼インタビュー
「(ルーマニアペアのフォルトをめぐる中断があったが)集中力を切らさずにできました。リードした場面だったので、あそこでしっかり取れたことで流れが来ました。調子がよく、集中力が高くて、気持ちの入った試合ができました。今みたいなプレーができれば、明日も勝ち上がれると思います」と岸川。
「日本選手はああいった場面(トラブルの場面)で動揺しがちですが、ヨーロッパ選手はそれを計算していることがあります。イエローカードを出されるような行動で動揺を誘って、試合の流れを変えようとすることがあります。僕らは(中学からドイツに渡って)そういうことを学んできているので、動揺しませんでした。いい出来で、100点満点と言ってもよいのではないかと思います。最初から最後まで気を抜かずにいいプレーができました。(次に対戦する松平健太・丹羽のペアには)最近勝っていないので、この大舞台で勝ちたいです。勝ったらメダルの可能性が高いので、次がメダル決定戦だと思って、全力でぶつかっていきます。来年の全日本ではこうしようと考えていたことがあるので、それを試すいい機会です」と水谷。
<男子ダブルス3回戦>
5/17 13:00~ 松平健・丹羽 対 岸川・水谷
5/17 13:45~ 張・松平賢 対 陳杞・方博(中国)
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試合の詳細な記録は下記サイトをご覧ください。
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com