男子シングルス3回戦でようやく日本に朗報をお届けすることができる。世界卓球2009横浜でアリーナを震撼させた松平が馬琳に4年越しのリベンジを果たした。ラブオールから気迫のこもった松平の表情は勝利を予感させるに十分なものだった。
松平 5,7,4,-12,7 馬琳(中国)
序盤から打球点の早いカウンターで馬琳をバックサイドに寄せてフォア側を攻める戦術がはまりノータッチエースを連発。一方的と言っていい展開で第1ゲームを11-5で先取。続く第2ゲームも序盤から大きく引き離し流れは完全に健太。追い上げられても攻撃の手を緩めずに馬琳のドライブに対してカウンタードライブを連打。馬琳の高いロビングも正攻法で打ち抜く果敢なプレーも見せ、3ゲームを連取。しかしここで隙が生じたか、4ゲーム目はサービスミスなどが出て馬琳に先行される展開。終盤、挽回するも馬琳も簡単には譲ってくれない。第5ゲームにもつれ込んだが、勝負を長引かせたくない松平は序盤からスパート。終始攻め続けた松平が世界卓球の舞台で見事にリベンジを果たした。
■松平健太インタビュー
「(2009年横浜大会の)リベンジしたい気持ちが強くて、それがプレーに表れたと思います。(2009年は)カウントで勝っていて負けたので、今日はゲームをリードしましたが、自分に言い聞かせてプレーしました。思った以上に体も動きました。相手は回り込みフォアハンドがすごいので、それをどう封じるかを考えて、うまくはまりました。こういう大舞台で勝つことでお世話になった方々への恩返しになると思うので、そのことがうれしいです」
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