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世界卓球2013パリ大会7日目⑨ 男子単準決勝、王皓が馬龍に勝利

男子シングルス準決勝の第2試合が行われた。王皓と馬龍が準決勝で対戦するのは横浜大会、ロッテルダム大会に続いてこれで3度連続。前回2回はいずれも王皓が決勝へ進んでいる。そして、今回またしても因縁の対決に勝利したのは王皓となった。

 

20130517-01.jpg戦術の多彩さも見せ馬龍を攻略した王皓

20130517-01.jpg馬龍は第4ゲームから息を吹き返したが及ばず

王皓(中国) 9,7,3,-7,-12,3 馬龍(中国)

声を出して気合いを見せる王皓に対して、馬龍は固くなっている様子。馬龍は連続攻撃を仕掛ける王皓に先手を取られて後手に回る。ラリーでは台から下げられても一発で盛り返せる強さを見せる馬龍だが、なかなか自分から点を取りに行けない。第1ゲームは攻勢の王皓が11-9と先制。
第2ゲームも王皓が先に仕掛けるが、少し台から距離を取って対応した馬龍が6-4とリード。ここから王皓が馬龍のバックとミドルを狙って6点連取。バック対バックのラリーでもシェークの馬龍に打ち勝つなど王皓の両ハンドに隙はない。王皓が2-0とリード。
第3ゲームは序盤で4-0と王皓がリード。王皓はフォアハンドで攻めたい馬龍のフォア側をたびたびノータッチで抜く。回り込めなくなった馬龍はフォアハンドドライブを打たせてもらえずに11-3で王皓。
第4ゲームはようやく息を吹き返してきた馬龍が王皓のフォア側にフラットなバックハンドを送ってラリーに持ち込み優勢に。11-7とし、首の皮をつなぐ。
第5ゲームも馬龍は打ち合いに持ち込んで自分のペースに。9-6とリードするが、王皓が馬龍のフィッシュを打ち抜き同点に。ジュースでマッチポイントを握ったのは王皓。この1本をしのぐと今度は馬龍がフォアドライブを決めてゲームポイント。攻め急ぐ王皓が3球目攻撃をミス。王皓のレシーブミスで馬龍が14-12と盛り返す。
ここで決めてしまいたい王皓は馬龍のバック側にボールを集め大きくリード。馬龍は凡ミスを連発しついに10-2。最後は馬龍のレシーブミスで11-3。3回連続世界卓球で王皓に苦杯をなめさせられた馬龍。世界チャンピオンのタイトルは馬龍をもってしても遠いものなのだ。
ロッテルダム大会、ロンドンオリンピックに続き、男子シングルスの決勝は張継科対王皓の対戦となった。王皓は3度目の正直なるか?


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試合の詳細な記録は下記サイトをご覧ください。
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com
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