パリ、ベルシー体育館で行われる最後の試合の模様をお届けする。試合前日から9日間にわたってお届けしてきたこの速報も、これで最後になる。男子シングルスの決勝は2011年ロッテルダム大会チャンピオンの張継科と2009年横浜大会チャンピオンの王皓の対決。ロッテルダム大会、昨年のロンドンオリンピックと決勝を争ってきた2人がやはりここパリでも決勝に勝ち上がってきた。2度の頂上決戦はともに張継科に軍配が挙がったが、3度目も勝利の女神は張継科に微笑んだ。
張継科が2連覇を飾った
名実ともに世界一のバックハンド
王皓はまたしても張継科の後塵を拝した
3回目の優勝パフォーマンスは控え目
張継科(中国) 7,8,-6,12,-5,7 王皓(中国)
第1ゲームは静かな立ち上がりながら、バックハンドの威力と安定感で群を抜く2人のバックハンド対決の様相を呈した。馬龍ですら対応しきれなかった王皓のバックハンドを張継科はバックハンドでカウンターできる技術を持っている。王皓に先にブロックさせてフォアハンドで決めるパターンで張継科が10-5とゲームポイント。王皓は7-10と迫るが、張継科がラリーをフォアハンドで決めて11-7と先制。
第2ゲーム、多くの選手がレシーブに苦しんでいた王皓の逆横回転系のサービスを張継科はチキータで抜き去り、ストップもぴたりとネット際に落とす。6-2とリードするが、決めようとしたバックハンドにミスが出て6-5まで迫られる。9-6と再びつきはなしたところで王皓の改心のフォアハンドがバックストレートに決まる。張継科がチャンスボールをミスして再び9-8にまで迫られるが、王皓のレシーブミスで10-8。回り込んだ王皓がミドルに詰められてオーバーミス。11-8で張継科の2-0。
第3ゲームこの試合初めて王皓が3-1とリード。張継科はバックハンドでチャンスをつくるとすぐに回り込んで攻めるプレーで4-4と追いつく。今度は王皓が先に張継科のフォアを狙ってミスを誘い8-5。ラリーからフォアクロスに抜き去って9-6。張継科のミスが続いて11-6で王皓。
バック対バックの高速ラリーから始まった第4ゲームは張継科の連続ミスと王皓の3球目攻撃で4-0。王皓のエッジイン、張継科のレシーブミスなどで王皓が7-2とリードを広げる。張継科がバックハンドを決めて2点連取したところで、このゲームを落としたくない王皓が早めのタイムアウト。しかし、張継科はさらに2点連続ポイントで1点差に迫る。ここで王皓は気合いの回り込みシュートドライブを決めて8-6と再びリード。10-7で王皓がマッチポイントを握るが、守りに入った王皓に対して張継科は強気の攻めで10-10に追いつく。しかし、王皓再び強気のチキータレシーブで得点。張継科も負けじとチキータを決めて、11-11。固くなったためか両者のミスが続き、12-12。バック対バックの高速ラリーを張継科が決めてゲームポイントですぐさまタイムアウト。次のポイントを張継科が迷わず振ったフォアハンドで決めて14-12。2連覇に王手をかけた。
第5ゲームは王皓が再び5-2とリード、張継科は気が抜けたような凡ミスを繰り返しこのゲームを落とす。
第6ゲーム張継科は仕切り直して一進一退の攻防。7-5で王皓がリードしたところから張継科がエッジを含むポイントで7-7に。張継科はここで王皓のバックハンドドライブを回り込んでバッククロスにフォアで決めこのゲームで初めてリード。張継科は5-7から5点連取してマッチポイント。最後はネットインした王皓のボールを張継科がバックハンドでたたき込み11-7。2連覇を決めて静かにガッツポーズを決めた。王皓と審判と握手を終えるとコートから中国の応援団の元に駆け寄り祝福を受けた。
第1ゲームは静かな立ち上がりながら、バックハンドの威力と安定感で群を抜く2人のバックハンド対決の様相を呈した。馬龍ですら対応しきれなかった王皓のバックハンドを張継科はバックハンドでカウンターできる技術を持っている。王皓に先にブロックさせてフォアハンドで決めるパターンで張継科が10-5とゲームポイント。王皓は7-10と迫るが、張継科がラリーをフォアハンドで決めて11-7と先制。
第2ゲーム、多くの選手がレシーブに苦しんでいた王皓の逆横回転系のサービスを張継科はチキータで抜き去り、ストップもぴたりとネット際に落とす。6-2とリードするが、決めようとしたバックハンドにミスが出て6-5まで迫られる。9-6と再びつきはなしたところで王皓の改心のフォアハンドがバックストレートに決まる。張継科がチャンスボールをミスして再び9-8にまで迫られるが、王皓のレシーブミスで10-8。回り込んだ王皓がミドルに詰められてオーバーミス。11-8で張継科の2-0。
第3ゲームこの試合初めて王皓が3-1とリード。張継科はバックハンドでチャンスをつくるとすぐに回り込んで攻めるプレーで4-4と追いつく。今度は王皓が先に張継科のフォアを狙ってミスを誘い8-5。ラリーからフォアクロスに抜き去って9-6。張継科のミスが続いて11-6で王皓。
バック対バックの高速ラリーから始まった第4ゲームは張継科の連続ミスと王皓の3球目攻撃で4-0。王皓のエッジイン、張継科のレシーブミスなどで王皓が7-2とリードを広げる。張継科がバックハンドを決めて2点連取したところで、このゲームを落としたくない王皓が早めのタイムアウト。しかし、張継科はさらに2点連続ポイントで1点差に迫る。ここで王皓は気合いの回り込みシュートドライブを決めて8-6と再びリード。10-7で王皓がマッチポイントを握るが、守りに入った王皓に対して張継科は強気の攻めで10-10に追いつく。しかし、王皓再び強気のチキータレシーブで得点。張継科も負けじとチキータを決めて、11-11。固くなったためか両者のミスが続き、12-12。バック対バックの高速ラリーを張継科が決めてゲームポイントですぐさまタイムアウト。次のポイントを張継科が迷わず振ったフォアハンドで決めて14-12。2連覇に王手をかけた。
第5ゲームは王皓が再び5-2とリード、張継科は気が抜けたような凡ミスを繰り返しこのゲームを落とす。
第6ゲーム張継科は仕切り直して一進一退の攻防。7-5で王皓がリードしたところから張継科がエッジを含むポイントで7-7に。張継科はここで王皓のバックハンドドライブを回り込んでバッククロスにフォアで決めこのゲームで初めてリード。張継科は5-7から5点連取してマッチポイント。最後はネットインした王皓のボールを張継科がバックハンドでたたき込み11-7。2連覇を決めて静かにガッツポーズを決めた。王皓と審判と握手を終えるとコートから中国の応援団の元に駆け寄り祝福を受けた。
世界卓球2014は東京開催!
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試合の詳細な記録は下記サイトをご覧ください。
国際卓球連盟 公式HP:http://www.ittf.com