12月1~8日、ラバト(モロッコ)で開催されている第11回世界ジュニア選手権大会の最終日、女子シングルス準決勝2試合が行われた。ベスト4を独占した中国勢の同士打ちは、顧玉婷と劉高陽が勝利を収め決勝進出を決めた。
顧玉婷は最後の世界ジュニアで念願の優勝を目指す
成長著しい劉高陽は後輩の挑戦を退けた
14歳の王曼昱は中学生とは思えない落ち着いた戦いぶり
■女子シングルス準決勝
顧玉婷(中国) 6,7,-8,6,8 劉曦(中国)
劉高陽(中国) 8,8,-6,-8,8,10 王曼昱(中国)
顧玉婷は2009年カルタヘナ大会以来5年連続で出場しているいわばベテランジュニア選手。今大会の大きな目的の1つは3度決勝で同士打ちに敗れている女子シングルスのタイトルだ。最後の世界ジュニアで何としても優勝を果たしたいことだろう。顧玉婷は強いフィジカルを生かしたラリーで、決定打にミスが出た劉曦を4対1で退け3度目の決勝進出を決めた。
昨年に続き2度目の出場となる劉高陽は体格もパワーも格段にアップした印象。初出場の14歳王曼昱は長身を生かしたラリー戦で劉高陽に勝負を挑んだ。両者とも同士打ちとは思えない気合いを見せたが、パワーで上回る劉高陽が接戦を制して初の決勝進出を決めた。
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今大会の模様は卓球レポート2月号に掲載します。