ITTFワールドツアー・ジャパンオープン(6月18日~22日・横浜文化体育館)、大会3日目は21歳以下男女シングルスの1回戦~準々決勝、男女シングルスの1~2回戦、男女ダブルスの1回戦が行われる。男子シングルス2回戦では第2シードの水谷が、中国の若手・梁靖崑と対戦し力の差を見せつけた。また、1回戦で荘智淵を破った上田が大島との同士打ちに勝利して3回戦に駒を進めたほか、森薗が丹羽との同士打ちを制するなど早くも見どころの多い展開となっている。
水谷は巧みなサービスからの展開で中国の若手実力者を一蹴
アジアジュニア王者の梁靖崑は2回戦敗退
森薗はガッツあふれるプレーで丹羽に競り勝った
<男子シングルス2回戦(日本選手関係)>
上田仁(協和発酵キリン) 4-1 大島祐哉(早稲田大)
森薗政崇(明治大) 4-3 丹羽孝希(明治大)
黄聖盛(中華台北) 4-2 高木和卓(東京アート)
村松雄斗(JOCエリートアカデミー・帝京) 4-0 楊恒韋(中華台北)
吉村真晴(愛知工業大) 4-0 朴燦赫(韓国)
水谷隼(DIOジャパン) 4-1 梁靖崑(中国)
第1シードの荘智淵が1回戦で敗れ、俄然優勝候補として存在感を増してきた水谷が、2回戦で同じく優勝候補の梁靖崑と対戦。世界ランキングこそ高くはないものの、アジアジュニア王者、さらに中国国内でも樊振東に次ぐ若手のホープと目されている選手だ。しかし、水谷は巧みなサービスからの展開で圧倒。強打の打ち合いに持ち込まずに勝負を決めた。3回戦でアチャンタ(インド)と対戦する。
高校・大学の先輩でもある丹羽との対戦となった森薗は、序盤から同士打ちとは思えないほどの気迫を見せ、声を出してプレー。丹羽も負けじと鋭い両ハンドのカウンターで応戦するが、最終ゲームで強気に攻め続けた森薗が国際大会で勝利を挙げ、3回戦に駒を進めた。
このほか、荘智淵を破った好調の上田は、ヤン・ズィを破って勢いに乗る大島を退けた。村松は松平を接戦の末に破った楊恒韋をストレートで破り3回戦進出を決めた。
今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載
公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
ジャパンオープン・荻村杯2014:http://sports.geocities.jp/takkyuukanagawa/ogimura2014.html
国際卓球連盟(ITTF):http://www.ittf.com/