<女子シングルス準々決勝>
馮天薇(シンガポール) 9,5,8,6 若宮三紗子(日本生命)
リ・フェン(スウェーデン) -10,6,10,4,6 福原愛(ANA)
ユ・メンユ(シンガポール) -8,5,-9,-12,4,5,8 陳思羽(中華台北)
石川佳純(全農) 13,9,-10,-5,-7,8,5 何卓佳(中国)
第1シードの馮天薇はパワフルな両ハンドドライブで、2回戦でアジアジュニア女王の陳幸同を圧倒し、続く3回戦でも若宮を寄せ付けずに4対0。
ヨーロッパチャンピオンのリ・フェンは安定感抜群のバックハンドドライブを軸に福原のバックハンドに対応。リ・フェンは第3ゲームのジュースをものにすると、続く2ゲームはペースをつかみ、福原の攻撃ミスを誘って4対1とした。福原は復帰後初の国内の試合となったが、ジャパンオープン2連覇はならなかった。
平野を破った陳思羽は回転量の多い両ハンドドライブでユ・メンユに対して3対1とリードしたが、陳思羽のボールに慣れてきたユ・メンユのカウンターが決まりだし、ユ・メンユが3ゲーム連取の逆転でベスト4入り。
石川はバック面表ソフトラバーの異質型の若手何卓佳と対戦。第1ゲームのジュースでタイムアウトを取り、先行。第2ゲームも連取し、何卓佳の変化を見切ったかに見えたが、ラリー戦でも粘り強さを発揮した何卓佳が3ゲーム連取。後がなくなった石川だが、思い切りの良い連打で攻めて、準決勝進出を決めた。
<女子シングルス2回戦(日本選手関係)>
若宮三紗子(日本生命) 9,4,6,5 フ(トルコ)
福原愛(ANA) 9,5,11,3 黄怡華(中華台北)
陳思羽(中華台北) 5,7,8,-6,7 平野早矢香(ミキハウス)
石川佳純(全農) 8,7,-8,8,-10,-7,9 ユ(ポルトガル)
若宮はバックハンドでワイドに攻めて決定力の高いフォアハンド強打につなげ、パリ大会ベスト8のフをストレートで圧倒した。
福原は中華台北のエース黄怡華と対戦。リードされる場面でも強気のバックハンド強打を決めて逆転。1ゲームも落とさずに完全な復調を印象づけた。
石川はペンホルダーの帰化選手ユと対戦。安定感のあるブロックにフォアハンドのカウンターはオランダのリ・ジャオを思わせもするが、攻守ともに精度は落ちると言っていいだろう。石川は3対1とリードしたところからマッチポイントを逃して追いつかれるが、両ハンドの強打で攻めきって3回戦進出を決めた。
平野は、21歳以下で伊藤美誠を破った陳思羽と対戦。ラリー戦で決定力を欠いた平野が陳思羽に攻めきられて2回戦敗退となった。
今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載
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ジャパンオープン・荻村杯2014:http://sports.geocities.jp/takkyuukanagawa/ogimura2014.html
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