大会2日目は男女団体の予選グループリーグ第2ステージが行われる。日本は男子が初戦でチェコ、女子が中華台北と対戦し、ともにストレート勝ちで好スタートを切った。
酒井は速攻で2点目
吉村の完璧なカット攻略で日本が1勝目
日本男子は仕上がりのよさを感じさせるスタート
<男子団体第2ステージ>
日本 3-0 チェコ
坪井 9,8,-7,9 レイスピス
酒井 6,7,-4,9 ポランスキー
吉村 5,8,3 クチェラ
酒井 - レイスピス
坪井 - ポランスキー
日本は初戦で、第1ステージでエジプトとオーストラリアを破ってきたチェコと対戦。トップで世界ジュニア初出場のインターハイチャンピオン坪井が、得意のチキータからの攻撃など危なげない内容で勝利。
酒井もこれに続き、切れのある速攻とパワフルなフォアハンドで仕上がりのよさを見せた。
全日本ジュニア王者の吉村も世界ジュニア初出場ながら、緩急をつけた余裕のあるカット攻略でクチェラを圧倒。文句のない立ち上がりを見せた。
田勢監督は「1試合目で相手は試合をしてきているので怖さもあったが、選手1人ずつのプレーもチームも非常にいい立ち上がりを見せてくれました」と語った。
佐藤は安定したカットでストレート勝ち
平野は思い切りのよい両ハンド攻撃を見せた
<女子団体第2ステージ>
日本 3-0 中華台北
伊藤 -9,8,-12,7,9 李昱諄
佐藤 6,10,6 黃禹喬
平野 8,4,-7,10 周欣儀
佐藤 - 李昱諄
伊藤 - 黃禹喬
日本の初戦の相手は中華台北。中華台北はランキング上位の選手がおらずに第1ステージからの出場となったが、エジプト、オーストラリアを破り第1ステージを突破した。日本は強打者の伊藤がトップバッターで出場。男子の様なプレースタイルの李昱諄の両ハンドドライブに先手を取られて苦戦を強いられたが、無理をしない辛抱強いプレーで逆転勝ち。トップバッターの重責を果たした。
2番はジュニアサーキットでも優勝経験のある佐藤が、回転量の多いカットでサウスポーの黃禹喬をストレートで退け日本が王手。
3番の平野は思い切りのよい両ハンドドライブで前陣でのラリーに強い周欣儀に、要所でパワープレーを見せて競り勝った。
呉光憲監督は「初戦なのでちょっと堅くなりましたね。それでも、選手が乗り越えてくれたのでこのあとの試合でも順調にいけると思っています。フランスは中陣に下がってからのプレーですが、事前合宿で選手と話しながら練習をしてきたので大丈夫だと思います」と語った。
男女とも初戦をストレートで切り抜けた日本の第2戦はともに15時スタート。男子はスウェーデン、女子はフランスと対戦する。
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今大会の模様は卓球レポート2月号に掲載します。