世界卓球2015蘇州(4月26日~5月3日)2日目は、各種目の予選に続いて、混合ダブルスの決勝トーナメント1回戦が始まった。吉村/石川、丹羽/平野早の日本ペアの他、中国勢との国際ペアが注目を集めた。
吉村/石川 8,2,12,-5,5 ジブラット/ガリッチ(スロベニア)
立ち上がり、ジブラットのカウンターが連続で決まり4-0とスロベニアペアにリードされたが、落ち着いたプレーで日本ペアが5-4と逆転。地力で勝る日本ペアが11-8で先制。第2ゲームは吉村が早い打球点でカウンター、大きなフットワークからフォアハンドドライブで得点するなど日本ペースで11-2と圧倒。第3ゲームは無理して攻めるのをやめたスロベニアペアに対して日本ペアのミスが出て4-8とリードを許すも、日本ペアが集中したプレーで8-8と同点に追いつく。競り合いになるもマッチポイントをしのいで日本ペアが14-12で決めた。第4ゲームは後がなくなったスロベニアペアがアグレッシブなプレーで序盤で5-2とリードを広げる。日本ペアにもミスが出で5-11でスロベニアペアが1ゲームを返す。スロベニアペアはサウスポーのジブラットが思い切ったバックハンドカウンターを見せたが、的確にコースを突いた日本ペアが11-5で1回戦を突破した。
丹羽/平野早 4,3,2,6 チュウ・ツェユ/リ・シーユン(シンガポール)
第1ゲームはカット打ちの得意な平野がリ・シーユンのカットを打つ組み合わせで危なげなく11-4で先制。第2ゲームもシンガポールペアは日本ペアの回転量の多いボールに対応できず、ラリーにならずに11-3。第3ゲームも11-2と平野の安定感のあるプレーと丹羽の決定力の高いボールで日本ペアが圧倒。第4ゲームは中盤で競り合いになるも、日本ペアが攻めきって初戦突破を果たした。
この他、パリ大会優勝のキム・ヒョクボン/キム・ジョン(朝鮮民主主義人民共和国)、ルベッソン/陳夢(フランス/中国)、許昕/梁夏銀(中国/韓国)の国際ペアらが2回戦に駒を進めた。カラカセビッチ/パスカウスキーネ(セルビア/リトアニア)のヨーロッパペアは閻安/武楊(中国)を最終ゲームまで追い詰めたが、中国ペアが逃げ切って地元中国で1回戦敗退という危機を逃れた。
今大会の模様は卓球レポート6月号(5月20日発売)に掲載
公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
世界卓球2015蘇州/公式サイト(中国語/英語):http://www.suzhou2015.org/
国際卓球連盟(ITTF)世界卓球2015蘇州(英語):
http://www.ittf.com/competitions/competitions2.asp?Competition_ID=2503&category=WTTC