1月11~17日まで平成27年度全日本選手権大会が開催されている。大会5日目は男子シングルス5~6回戦、女子シングルス5~6回戦、男子ダブルス5回戦~準々決勝、女子ダブルス5回戦~準々決勝が行われる。女子シングルス6回戦では優勝候補の一角であった福原(ANA)が加藤杏華(十六銀行)に敗れ、ベスト8進出を逃した。
福原対加藤の一戦は試合開始から福原が積極的に攻めていき、ゲームの主導権を握った。加藤の両サイドをバックハンドを軸にしたプレーでワイドに打ち抜くなど相手を圧倒するプレーを見せた福原だったが、第4ゲームを9-11で落とすと、その後は加藤の勢いに押されて最終ゲームまで持ち込まれた。福原は流れを引き戻したいところだったが、加藤の攻勢を止めることができず、3対0からまさかの逆転負けを喫した。試合後、福原は「相手は年下の選手なので思い切ってぶつかってくることは予想していたけど、対応することができませんでした。相手がブロックの上手い選手だったのに、自分が攻撃を仕掛けてすぎてしまい、失点してしまった。自分の試合を楽しみにしてくれているファンに申し訳ないです。(この結果を)しっかりと受け止めて次の大会に結びつけたい」と敗戦の理由を語った。
このほか、全日本で5度の優勝経験を持つ平野早矢香(ミキハウス)は平野美宇(JOCエリートアカデミー)に敗戦。また、昨年ベスト4の石垣(日本生命)は松澤(日立化成)に敗れた。
優勝候補の筆頭である石川(全農)や伊藤(スターツSC)は苦しむ場面がありながらもベスト8へと駒を進めた。6回戦の結果は以下の通り。
<女子シングルス6回戦>
石川(全農) 4-1 宋(中国電力)
佐藤(札幌大谷高) 4-1 北岡(日立化成)
早田(石田卓球クラブ) 4-0 土井(中国電力)
加藤(十六銀行) 4-3 福原(ANA)
松澤(日立化成) 4-0 石垣(日本生命)
平野美宇(JOCエリートアカデミー) 4-2 平野早矢香(ミキハウス)
伊藤(スターツSC) 4-3 若宮(日本生命)
浜本(JOCエリートアカデミー/大原学園) 4-2 平野(オークワ)
詳しい情報は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
日本卓球協会:http:/www.jtta.or.jp
全日本卓球(特設サイト):http://japantabletennis.com/zennihon2016/
記録ページ:http://www.jtta.or.jp/AJ/result2015/
卓レポ.comでは、連日の熱戦の模様をウェブサイトとツイッター(http://twitter.com/takurepo)で配信します。
全日本選手権大会の特集は卓球レポート3月号(2月20日発売号)に掲載します。