世界卓球2016クアラルンプール(2月28日~3月6日)、女子団体第1ステージ、初戦でチェコをストレートで破った日本女子は第2試合でブラジルと対戦。団体戦初出場の若宮と浜本が勝ち星を挙げ、日本が2勝目を挙げた。
<女子団体第1ステージ>
日本 3-0 ブラジル
○石川 -9,2,5,9 クマハラ
○若宮 9,5,-6,4 タカハシ
○浜本 9,5,13 グイ
若宮 ー クマハラ
石川 ー タカハシ
チェコ戦で1勝目を挙げた日本は、2戦目となるブラジル戦で、エース石川はそのままに福原と伊藤を下げ、若宮と浜本を起用した。
1番は石川対クマハラ。石川は1昨年のワールドチームカップでクマハラに2-3で敗れており、相性のいい相手ではない。序盤からチキータレシーブ、思い切りのいい両ハンドとそつのないブロックでクマハラがリードする展開。クマハラは終盤までリードをキープするが、石川が粘りを見せて9-9に追いつく。しかし、ここからクマハラのサービスエース、3球目攻撃で連続得点し、11-9でクマハラが先制。
第2ゲームもクマハラは強気のプレーを続けるが、石川の多彩なレシーブとミドル攻めで11-2と圧倒。
第3ゲームは、石川はテンポの速い試合運びで波に乗ってプレー。相手のチキータをカウンターするなど対応力の高さも見せ、2ゲーム連取。
第4ゲームも石川に傾いた流れは止まらない。決定力の高いフォアハンド、打球点の早いバックハンドで攻め込み、3-0とリードしたところでクマハラがタイムアウト。クマハラは思い切ったプレーで8-9まで迫るが、ラリーに強さを見せた石川が追い上げるクマハラを振り切って11-8とし、日本が先制。
2番は若宮対タカハシ。序盤リードを広げた若宮だが8-8まで迫られる。若宮はコースを突いた攻めで逃げ切り11-9と先取。
アグレッシブなレシーブや鮮やかなカウンターを決めた若宮がペースをつかみ2対0。
第3ゲームはタカハシのバックハンドサービスとチキータを攻めあぐんだ若宮がリードされる展開で進み、タカハシが1ゲーム取り返す。
第4ゲームは若宮が連続攻撃を決めて3-0とリードしたところでタカハシがタイムアウト。若宮は落ち着いてコースを突き11-4で日本が2対0とリード。浜本にたすきをつないだ。
3番は初出場の浜本とグイの対戦。守備力の高いグイに対して浜本はチキータレシーブからの思い切った両ハンド攻撃で攻め続け11-9。
会場の雰囲気にも慣れたか、得意の投げ上げサービスと回転量の多い両ハンドドライブで浜本が2ゲーム連取。
第3ゲーム、浜本が5-3とリードしたところでグイがタイムアウト。競り合いになるも、浜本は攻守のメリハリの効いたプレーでジュースを制し、日本が2勝目を挙げた。
明日は難敵、朝鮮民主主義人民共和国との一戦が待ち受けている。
大会の速報はツイッターでも配信中! ツイッターアカウントをお持ちの方はぜひフォローを!
https://www.twitter.com/takurepo/
今大会の模様は卓球レポート4月号(3月20日発売)に掲載
公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
世界卓球2016クアラルンプール/公式サイト(英語):http://www.perfectwttc2016.com.my/
国際卓球連盟(ITTF)世界卓球2016クアラルンプール(英語):
http://www.ittf.com/competitions/competitions2.asp?Competition_ID=2587&category=WTTC