世界卓球2016クアラルンプール(2月28日~3月6日)5日目は決勝トーナメントの1回戦と準々決勝の一部が行われる。13時から行われた男子決勝トーナメント1回戦ではポルトガルとイングランドが準々決勝進出を決めた。
<男子決勝トーナメント1回戦>
ポルトガル 3−0 朝鮮民主主義人民共和国
○モンテイロ 10,-8,-9,9,6 パク・シンヒョク
○フレイタス -8,-10,5,8,8 チェ・イル
○アポロニア 12,9,4 カン・ウィフン
フレイタス ー パク・シンヒョク
モンテイロ ー チェ・イル
イングランド 3−2 ポーランド
○ドリンコール 7,-9,8,7 ワン・ゼンイ
○ピッチフォード 8,7,-10,-9,9 ディヤス
ウォーカー -14,-13,6,6,-4 ゴラク○
ピッチフォード -9,5,-10,-7 ワン・ゼンイ○
○ドリンコール -11,6,12,11 ディヤス
昨日、日本に敗れたポルトガルは不調のエース、フレイタスと好調を維持するモンテイロを2点起用。3番にアポロニアを配置するオーダーで朝鮮民主主義人民共和国との一戦に臨んだ。1番のモンテイロはパク・シンヒョクにリードされる展開が続いたが、第4ゲームのマッチポイントをしのいで、息を吹き返すと、第5ゲームは積極果敢なフォアハンドドライブでゲームの主導権を握り貴重な先制点を挙げた。2番はフレイタス対チェ・イルの一戦。ここまで不調のフレイタスはこの試合も0対2とリードを許す厳しい展開となった。しかし。第3ゲーム以降は持ち味である中陣からの両ハンドドライブが決まりだし、3対2で逆転勝利。気迫を前面に出して戦い勝利をつかんだフレイタス。復調の兆しが見えた一戦となった。続くアポロニアもカン・ウィフンとの見応えのあるラリー戦を制し、ポルトガルがストレートで朝鮮民主主義人民共和国を破った。ポルトガルは準々決勝で韓国と対戦する。
ポーランド対イングランドの一戦は3時間30分を越える死闘となった。1番でドリンコールがペン表速攻型のワン・ゼンイを破り、2番でピッチフォードがディヤスとの打ち合いを制したイングランドだったが、3番、4番はポーランドが意地を見せて5番勝負に持ち込んだ。5番はドリンコール対ディヤスの一戦。両国の気迫がぶつかりあう激しい一戦は最後まで互いに譲らない展開となったが、ストップの応酬からドリンコールが先に攻めるなど、攻めの姿勢を最後まで貫き、3対1で勝利。勝利の瞬間ドリンコールは雄叫びを挙げ、喜びを爆発させた。イングランドは準々決勝でフランスと対戦。1983年東京大会以来、33年ぶりのメダル獲得を狙う。
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今大会の模様は卓球レポート4月号(3月20日発売)に掲載
公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
世界卓球2016クアラルンプール/公式サイト(英語):http://www.perfectwttc2016.com.my/
国際卓球連盟(ITTF)世界卓球2016クアラルンプール(英語):
http://www.ittf.com/competitions/competitions2.asp?Competition_ID=2587&category=WTTC