世界卓球2016クアラルンプール(2月28日~3月6日)6日目は男女決勝トーナメント準々決勝と女子決勝トーナメント準決勝の一部が行われる。10時(日本時間11時)からは女子決勝トーナメント準々決勝、中華台北対香港戦が行われ、中華台北がベスト4入りを決めた。
<女子決勝トーナメント準々決勝>
中華台北 3−2 香港
陳思羽 -6,-9,-8 杜凱琹○
○鄭怡静 -10,9,-5,9,9 帖雅娜
鄭先知 -9,8,6,-6,-9 李皓晴○
○鄭怡静 9,-8,4,8 杜凱琹
○陳思羽 14,-3,8,10 帖雅娜
1番は杜凱琹対陳思羽。杜凱琹はチキータレシーブからラリー戦に持ち込み、打ち勝つパターンで第1ゲームを先取。第2ゲームは陳思羽が杜凱琹の強打に対応し始めて互角の打ち合いを見せたが、9-9で迎えたラリーでは杜凱琹が陳思羽の攻撃をシャットアウト。第3ゲームも終盤でチキータを決めるなど、要所で得点を挙げた杜凱琹が勝利を収めた。
2番は帖雅娜が鄭怡静と対戦。帖雅娜は過去の対戦成績で5勝0敗と相性の良い鄭怡静に対して第1ゲームを奪ったが、左右への揺さぶりにもフットワークを使って強打を続ける鄭怡静に苦しんだ。最終ゲームは8-4とリードしたところから、鄭怡静の猛攻を食い止めることができず、逆転負けを喫した。
3番は李皓晴対鄭先知。李皓晴は先制したが、厳しいコース取りの鄭先知にラリーの主導権を握られて1対2とリードを許した。第4ゲームを取り返したが、最終ゲームはリスクを恐れない鄭先知の強打をしのげずに7-9とリードを許した。追いつめられた李皓晴だったが、ここから立て直して11-9で勝利。窮地に立たされながらも勝利して香港が準決勝進出に王手をかけた。
4番は杜凱琹対鄭怡静の一戦。好調を維持する鄭怡静はフォアハンドの打ち合いで杜凱琹を上回り、2対1とゲームをリードした。杜凱琹はチキータからの展開でラリーを組み立てようとするが、鄭怡静は多彩なサービスで的を絞らせず、3対1で勝利し、勝負の行方は5番手に託された。
5番は帖雅娜対陳思羽が対戦。両ハンドを振り抜く陳思羽に対して、帖雅娜はブロックで応戦するが、第1ゲームはジュースの末に逆転負け。第2ゲームはラリーの中でコースを変える巧みなバックハンドが光り、11-3でゲームを取り返した。しかし、第3ゲームは再び陳思羽がペースを握り2対1とリード。迎えた第4ゲームは前陣で陳思羽の攻撃を食い止める帖雅娜のプレーに苦しんだが、5-9から怒濤の連続得点で同点に追いつく。ジュースまでもつれた激闘は陳思羽が強打で帖雅娜のブロックを破り、3時間30分に及ぶ死闘に終止符を打った。
中華台北は2000年のクアラルンプール大会以来、16年ぶりの準決勝進出。マレーシアの地で再び、メダルを手にした。
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今大会の模様は卓球レポート4月号(3月20日発売)に掲載
公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
世界卓球2016クアラルンプール/公式サイト(英語):http://www.perfectwttc2016.com.my/
国際卓球連盟(ITTF)世界卓球2016クアラルンプール(英語):
http://www.ittf.com/competitions/competitions2.asp?Competition_ID=2587&category=WTTC