5月25~29日まで元気フィールド仙台(宮城)で平成28年度前期日本リーグが開催され、男子1部は協和発酵キリン、女子1部は日本生命が優勝を果たした。
【男子1部】協和発酵キリンが2連覇
協和発酵キリンが2期連続の優勝!!
シチズン戦の4番で森田を破り優勝を決めた松平
上田は質の高いプレーで最高殊勲選手賞に
男子1部は稀に見る混戦の末、協和発酵キリンが勝ち抜き、昨年の後期に続き2期連続の優勝を決めた。
残り4試合の段階で協和発酵キリン、シチズン、東京アート、日鉄住金物流、愛知工業大の5チームが2勝1敗で並んでいたが、最終日を残して協和発酵キリンと東京アートが4勝1敗と抜け出た。
注目の1戦は協和発酵キリンが東京アートを3対0で退け優勝候補に。最終試合も2敗のシチズンを3対1で破り、地力で単独優勝を決めた。
2位には日本リーグの優勝から遠ざかっている東京アート、3位には昨年初優勝を果たした愛知工業大学が入った。
■協和発酵キリン・松下監督のコメント
「厳しい戦いが続きましたが、ご覧の通り会社の方々や復興支援講習会でお世話になった方々が応援に来てくれたおかげで、それをバックになんとか乗り切ることができたと思っています。
東京アート戦は結果は3対0でしたが、どの試合もどっちに転んでもおかしくないという流れだったので、勝てたことを嬉しく思います。
この大会期間中、たとえば、全勝の選手がいなかったり流れがどうなるか分からないという状況だったので、僕らも最後まで諦めずに頑張ろうと選手たちと話合って、貫き通せたのがよかったです。
6人の選手がそれぞれの役割を果たしてくれたことで優勝できたということだと思います。
これから試合が続くので、1試合1試合挑戦者の気持ちを持って、避難生活などを続けていらっしゃる方がいる中で、卓球ができることに感謝の気持ちを持って試合に臨んでいきたいと思います」
残り4試合の段階で協和発酵キリン、シチズン、東京アート、日鉄住金物流、愛知工業大の5チームが2勝1敗で並んでいたが、最終日を残して協和発酵キリンと東京アートが4勝1敗と抜け出た。
注目の1戦は協和発酵キリンが東京アートを3対0で退け優勝候補に。最終試合も2敗のシチズンを3対1で破り、地力で単独優勝を決めた。
2位には日本リーグの優勝から遠ざかっている東京アート、3位には昨年初優勝を果たした愛知工業大学が入った。
■協和発酵キリン・松下監督のコメント
「厳しい戦いが続きましたが、ご覧の通り会社の方々や復興支援講習会でお世話になった方々が応援に来てくれたおかげで、それをバックになんとか乗り切ることができたと思っています。
東京アート戦は結果は3対0でしたが、どの試合もどっちに転んでもおかしくないという流れだったので、勝てたことを嬉しく思います。
この大会期間中、たとえば、全勝の選手がいなかったり流れがどうなるか分からないという状況だったので、僕らも最後まで諦めずに頑張ろうと選手たちと話合って、貫き通せたのがよかったです。
6人の選手がそれぞれの役割を果たしてくれたことで優勝できたということだと思います。
これから試合が続くので、1試合1試合挑戦者の気持ちを持って、避難生活などを続けていらっしゃる方がいる中で、卓球ができることに感謝の気持ちを持って試合に臨んでいきたいと思います」
【女子1部】日本生命が4期連続30回目の優勝!
日本生命が節目の30Vを達成
田代/前田の新ペアは最終戦のサンリツ戦で全勝優勝を決めた
世界卓球混合複銅メダリストの常晨晨が助っ人として活躍
女子1部は常勝ニッセイが7戦全勝で日本リーグで通算30回目という節目の優勝を決めた。
優勝の行方を左右する第6戦では、それまで1敗のサンリツが中国電力に敗れ2敗目を喫したため、日本生命は日立化成に勝てば優勝が決まるという1戦に。トップで常晨晨が0対2から市川に逆転勝ちを決めるも、2番で石垣が馬克との接戦に敗れて1対1に。「カットが打てて、ラリーができるペアに」ということで今大会からペアを組んだ田代/前田が、北岡/牛嶋のカットペアを圧倒。4番では前田が森薗との異質型対決に敗れ勝負はラストに。田代が北岡のカットに対して粘り強く戦い、3対1で勝負を決め、サンリツ戦を残して優勝を決めた。
2位にはサンリツと日立化成を破った中国電力、3位には1部復帰を果たした十六銀行が食い込んだ。サンリツは勝負どころで奮わず、上位チームに黒星を喫し4位に終わった。
■日本生命・岸田監督のコメント
「うちは全勝で来ていましたが、他の1敗のチームの勝敗をみたときに、うちが1敗してしまったら優勝できない可能性も朝の時点ではあったので、今日、日立化成とサンリツという強いチームが2つ残っていたので、最後田代が決めてくれて勝てたのでよかったです。
今回はダブルスのペアリングを替えてみて、1敗しましたが、こういう風に日本リーグの試合に出てきて勝つことができたので、それがよかったと思います。シングルスも石垣も調子がよくて、今年からキャプテンも石垣になりましたし、その活躍もありました。
4大大会優勝を目標に掲げてやっていますが、卓球部ができてからまだ2回しか達成できていないので、今年もその目標を達成できるように頑張ろうということで、前期大会に選手それぞれ調子を合わせて来ました。前田と森も2年目になって、1年目に比べたら大会の進め方もわかるようになって成長したところもありますし、田代も日立化成戦の5番でよく勝って頑張ったので、みんなそれぞれ活躍してくれました。
30回目の優勝ということですが、日本生命の会社が支えてくれてて、今日も支社の方や東京や大阪からもたくさんの方が応援に来てくださって、ホームマッチから勝つことができて勢いに乗れて戦うことができたのがよかったですね。これからも優勝を重ねていけるように頑張っていきたいです」
■日本生命・村上監督代行のコメント
「ダブルスのペアを前田/森から田代/前田に替えて初めてののリーグ戦でどれくらい勝てるか心配だったが、大事な試合は全て勝てたので、今回の優勝につながった。勇気を持って、全日本後にダブルスを替えたのが言い結論になったと安心しています。日本リーグではカットペアもいて、カット打ちをするなら森さくらよりも田代の方がうまいので田代と前田を組ませました。あと、ラリーが上手です。前田は決め球があるけど、ラリーができる。さくらは決め球があるけどラリーができない。どっちかを選ばないといけないとなると、ラリーを重要視するならカット打ちもラリーもできる田代の方がいいということでこういう結論になりました。日本ゲームの3ゲームマッチでは凡ミスがない方が強いですからね。
危ない試合もたくさんありました。常晨晨が大接戦しますから、接戦の末に負けたこともあるし、逆転してなかったらチームも負けていたという試合もありました。
選手が6人いるのは有利。相手がカット打ちがうまかったら石垣を下げられるし、相手によってはさくらも、田代も使えるし、人数が多いのは有利ですね。
優勝したら、練習場に賞状を飾っているんですが、今60枚くらいあるんですね。僕が29年目で今度体育館が変わるから額の用意を120個しました。だから、もう60回優勝できる、そういう計画です(笑)」
2部は男子がJR北海道、女子が広島日野自動車がともに優勝で1部昇格を決めた。
選手たちが熊本地震への募金を呼びかけた
大会後のサイン会ではファンの笑顔も
大会の記録は日本卓球リーグのホームページに掲載されています。
日本卓球リーグ実業団連盟:http://www.jttl.gr.jp/
今大会の模様は卓球レポート7月号(6/20発売)に掲載されます。