6月15~19日まで、ITTFワールドツアー・ジャパンオープン(東京体育館)が開催されている。大会2日目は21歳以下男女シングルス2回戦~準決勝、男子シングルス予選トーナメント2~3回戦、女子シングルス予選トーナメント2回戦、男女ダブルス1回戦が行われる。21歳以下男子シングルス準々決勝では、張本智和(JOCエリートアカデミー)が出雲卓斗(遊学館高)に3対1で勝利し、準決勝進出を果たした。
バックハンドの連打で主導権を握った張本が準決勝進出
三部は龍崎とのラリー戦を制して4強入り
村松は、粘り強いカットで田添との接戦をものにした
全中チャンピオンの出雲との対戦となった張本は、序盤から前陣での打球点の早いバックハンドで攻める。対する出雲も、緩急をつけた攻撃で張本を揺さぶるが、勝負どころで張本の積極的な姿勢が光り、第1ゲームを先取した。続く第2ゲームは出雲がラリー戦で主導権を握る場面が多くなり、1ゲームを奪取。迎えた第3ゲーム、張本はスタートから気迫全開のプレーで出雲を圧倒する。終始、ゲームを支配し続けてこのゲームを奪うと、第4ゲームも攻めの姿勢は変わらず、バックハンドで出雲を揺さぶり続け、勝利を収めた。
三部航平(専修大)は、龍崎東寅(JOCエリートアカデミー/帝京)との息詰まるラリー戦を制してベスト4入り。中陣に下がっても精度の高いドライブで得点するなど、幅の広いプレーで勝利を収めた。村松雄斗(東京アート)は田添健汰(専修大)に3対1で勝利。各ゲームとも終盤までもつれたが、粘り強いカットで田添の攻撃をしのぎ切った。
<21歳以下男子シングルス準々決勝>
張本智和(JOCエリートアカデミー) 9,-7,1,8 出雲卓斗(遊学館高)
カルデラーノ(ブラジル) -6,11,5,8 及川瑞基(専修大)
三部航平(専修大) 9,-7,14,3 龍崎東寅(JOCエリートアカデミー/帝京)
村松雄斗(東京アート) 8,-8,7,10 田添健汰(専修大)
今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載
公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
ラオックス卓球ジャパンオープン荻村杯2016:http://japantabletennis.com/japanopen2016/
国際卓球連盟(ITTF):http://www.ittf.com/