卓球日本一をかけて平成28年度全日本選手権大会が1月16~22日まで東京体育館で開催されている。ジュニア男子準々決勝では、優勝候補筆頭に挙げられていた張本智和(JOCエリートアカデミー)が宮本春樹(愛工大名電高)にゲームオールの末に敗れる波乱が起きた。
「ジュニア男子は絶対に優勝したい」。大会前日の記者会見でそう口にした怪物・張本智和が、ベスト8でまさかの敗戦を喫した。張本は準々決勝で宮本と対戦。第1ゲームを先制したものの第2ゲームは宮本のリスクを恐れない強打に対して受け身になる場面が見られて9-11で落とした。1ゲームずつを取り合って迎えた最終ゲームは8-6とリードをするも、ここからレシーブミスなどで逆転を許すと、最後までその差を詰めることができずに9-11で敗戦。試合が終わりベンチに戻ると、張本は涙を流してしばらく立ち上がることができなかった。張本は優勝候補筆頭として臨んだが、相手の思い切りの良いプレーを断ち切ることができず、準々決勝で姿を消すことになった。
■張本智和のコメント
「今大会はジュニア男子で優勝を狙っていたので、ベスト8で負けてしまい、今までで一番悔しい敗戦となりました。内容は悪くなかったのですが、最後はフォームが崩れて凡ミスが増えたのがダメだったと思います。また、リードされてから緊張で凡ミスが増えたことも敗因の一つです。今まで逆転勝ちをしてきたことが多かったのですが、この舞台で逆転できなかったことがダメなのでメンタルをもっと鍛えなければいけないと感じました。ジュニアでは優勝できなかったので、一般では一戦一戦頑張っていきたいです」
詳しい情報は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
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