混合ダブルス決勝は田添/前田(専修大/日本生命)が吉村/石川(名古屋ダイハツ/全農)をゲームオールの末に破り、2年連続3度目の優勝を飾った。
田添/前田は準決勝で時吉/藤井(ZEOS/愛媛銀行)に0対2と追いつめられたところから、逆転勝利を収めて決勝へと勝ち進んだ。一方の吉村/石川は横山/土田(中国電力)をストレートで下して、ファイナルの舞台に立った。
両ペアは平成24年度の決勝でも対戦しており、そのときは田添/前田が勝利を収めている。今大会の決勝も田添/前田が思い切りの良いプレーで第1、第2ゲームを連取して試合を優位に進めた。「決勝は思い切ってプレーするだけでした」と前田が語るように、王者ではあるが決して受け身になることなく、攻めの姿勢を貫いてゲームの主導権を握った。
2ゲームを奪われた吉村/石川は第3ゲームから反撃を見せる。威力のある両ハンドドライブで劣勢を盛り返して2ゲームを奪取した。
互いに2ゲームずつを取り合って迎えた最終ゲームは田添/前田が先手を仕掛けて得点を重ねる展開が続く。「5ゲーム目は先手を取れずに後手に回ってしまった」と吉村が語るように吉村/石川は、ゲームのペースを握ることができず。一方の田添/前田は田添の中陣からのドライブと前田の前陣でのプレーで攻め切って11-6で勝利。見事、2年連続3度目のミックスチャンピオンとなった。
■田添健汰のコメント
「苦しい試合が何度もあって、その中で連覇できてうれしいです。準決勝で0対2で4ゲーム目も4-7で負けていて本当に苦しい展開が続いていたのですが、諦めないで最後までプレーしたのが良かったです。決勝はとにかく向かっていくだけだと思ってプレーしました。1、2ゲーム目を思い切ったプレーで取ることができたのが勝因だったと思います。来年は3連覇を目指して頑張りたいと思います」
■前田美優のコメント
「優勝を目指していたので、1回戦から気を引き締めて思い切ってプレーをしました。準決勝で0対2で負けていたところからばん回できたのが良かったと思います。決勝は石川さんも吉村さんもすごく強いので、思い切ってやるだけだと思ってプレーしました。来年は3連覇を目指したいです」
■混合ダブルス決勝
田添/前田(専修大/日本生命) 3,12,-8,-7,6 吉村/石川(名古屋ダイハツ/全農)
詳しい情報は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
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