10時(日本時間:17時)から行われた女子シングルス準々決勝では石川がサマラ(ルーマニア)を破ってベスト8に進出。伊藤、加藤はいずれも中国選手と対戦したが、勝利には至らなかった。
<女子シングルス4回戦>
石川 6,7,7,8 サマラ(ルーマニア)
朱雨玲(中国) 9,-8,1,-6,7,5 伊藤
木子(中国) 7,3,9,3 加藤
石川は昨日、佐藤を破ったサマラ(ルーマニア)と対戦。石川は序盤からチキータレシーブで相手の攻撃を防いでゲームの主導権を握り、11-6で先制。続く第2ゲームも石川のペースで試合が続く。前陣について台の近くでサマラを下げる展開が続いて、11-7でゲームを連取。第3ゲームは5-5から4連続得点を挙げるなど、ラリー戦で強さを発揮してゲームカウントを3対0とする。第4ゲームも終始試合を優位に進めた石川。ストレート勝ちでベスト8進出を決めた。
加藤は前回大会3位の木子(中国)と対戦。「全然歯が立たないというわけではなかった」と語ったとおり、第1ゲームは互角に戦う場面が見られたが、ラリー戦になったときに木子の中陣からの強烈なドライブをとることができずに8-11で先制を許した。続く第2ゲームは自分のペースで試合を進めたいところだったが、出足で4連続失点するなど、流れをつかむことができずに1-11で落とした。第3ゲームは終盤まで競る展開が続き、9-10と迫ったが、最後の一本を取ることができず3ゲームを連取された。続く第4ゲームは勢いに乗った木子を止めることができずに3-11で敗戦。中国選手を越えてのベスト8入りとはならなかった。
伊藤は朱雨玲(中国)と対戦。第1ゲームは序盤から積極的に強打を叩き込みリードを広げた。朱雨玲にサービスミスが見られるなど、先制のチャンスはあったが、勝負どころで攻め切ることができずに9-11でゲームを先制された。第2ゲームはラリーの中でフォアハンドのスマッシュを決める展開がはまって11-8でゲームを奪取。第3ゲームは取られたものの第4ゲームは3-5でタイムアウトをとった後から連続得点を重ねて逆転。朱雨玲の強打に対して少し距離をとって強打するなど、ラリー戦で打ち勝つ場面が増え、11-6でゲームを奪った。
これで勢いに乗りたいところだったが、第5、第6ゲームはサービス・レシーブが乱れる場面が目立ち、ゲームカウント2対4で敗戦。前回大会に続く準々決勝とはならなかった。
今大会の模様は卓球レポート7月号(6月20日発売)に掲載
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世界卓球2017デュッセルドルフ/公式サイト(英語):http://www.wttc2017.com/en.html
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