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ライオンジャパンオープン4日目② 【女子シングルス】平野が田志希との接戦を制す

女子シングルス2回戦では、平野(JOCエリートアカデミー/大原学園)が田志希(韓国)をゲームカウント4対3で破り、準々決勝進出を決めた。
 
平野は田志希のワイドな攻めに苦しみながらも勝利

陳夢は姜華珺を破って8強入り

鄭怡静は安定した両ハンドを見せた

  初対戦となる平野と田志希。第1ゲームは平野がサービス・レシーブで中盤まで6-4とリードするが、ここからサウスポーの田志希のバックハンドに対してタイミングが合わずミスが続いて6連続失点。6-10とゲームポイントを許した平野だったが、ここから反撃。逆横回転サービスでエースをとるなど、ジュースに持ち込んだ。ジュースになってからはともに厳しいプレーで簡単にはゲームを奪わせない展開が続いたが、最後は平野がラリー戦で田志希に得点を許し、13-15で先制を許した。
 第2ゲームは平野が田志希に打たせる展開から得点を重ねてリード。中盤でレシーブが乱れて詰められたが、最後まで相手にリードを許さずゲームを取り返した。
 第3ゲームは中盤までもつれる展開が続いたが、田志希のレシーブミスも重なり、平野が抜け出す。リードをして余裕が出た平野は田志希のバックサイドに強烈なフォアハンドをたたき込むなど、一気に突き放してこのゲームを11-6で奪う。
 リードをされた田志希は第4ゲーム台上のボールに対して先手を奪うなど、積極的な攻撃で平野にプレッシャーをかける。平野の高速両ハンドにも対応し始めた田志希にこのゲームを7-11で奪われる。
 第5ゲームは平野がサービス・レシーブで田志希をリード。逆横回転サービスの展開で得点を重ねると、レシーブでも相手のロングサービスに対して強打するなど、思い切りの良いプレーを見せて11-5で勝利に王手をかけた。
 第6ゲーム、ここで決め切りたい平野だが、ラリー戦で相手を左右に揺さぶっても対応され、最後は平野がミスをするケースが続いて4-11でゲームを奪われる。
 迎えた最終ゲームは、平野が厳しいレシーブからラリー戦で先手を握ってリード。終盤は相手に迫られたものの最後までリードを保って11-7で勝利。初対戦の相手に苦しみながらも準々決勝進出を決めた。

 このほか、陳夢(中国)は1ゲームを先制されたものの勝利。異質ラバーを駆使する姜華珺(香港)の変化を付けたボールに苦しみながらもここ一番という場面では得点を許さずに勝利を収めた。鄭怡静(中華台北)はペンホルダーのユ・フ(ポルトガル)のバックサイドを的確に攻めて勝利。緩急を使い分けた落ち着いた試合運びが光った。ハン・イン(ドイツ)はツォン・ジェン(シンガポール)に勝利。粘る相手に苦しみながらもしっかりと勝ち切った。


<女子シングルス2回戦>
平野(JOCエリートアカデミー/大原学園) -13,6,6,-7,5,-4,7 田志希(韓国)
鄭怡静(中華台北) 7,8,7,-10,7 ユ・フ(ポルトガル)
ハン・イン(ドイツ) 6,11,-10,12,7 ツォン・ジェン(シンガポール)
陳夢(中国) -13,5,8,4,5 姜華珺(香港)

今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載

公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
ライオン卓球ジャパンオープン荻村杯2017:http://japantabletennis.com/japanopen2017/
国際卓球連盟(ITTF):http://www.ittf.com/

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