混合ダブルス準決勝が行われ、森薗／伊藤（明治大／スターツSC）、軽部／松本（シチズン時計／サンリツ）が決勝進出を決めた。
森薗／伊藤は大島／早田（木下グループ／日本生命）にストレート勝ち。森薗がフォアハンド強打で得点を重ねるなど伊藤をけん引。その森薗の好プレーに呼応されるように伊藤ものびのびとしたプレーで強打を誇る大島／早田を完封した。抜群のコンビネーションが光る森薗／伊藤。決勝での戦いにも注目が集まる。敗れた大島／早田は「1ゲーム目の10-9でフォアサイドを攻めたのですが、待たれてしまいました。あそこを決めていたら違っていたと思います。相手ペアは台上がうまく、レシーブから仕掛けてきてストップが台から出てくることもなく、細かいコンビネーションで上だと感じました（大島）」「1ゲーム目の10-9から獲られて流れが変わってしまいました。出足は良かったが、3ゲーム目は常に相手にリードされる展開になってしまいました。3位という結果はうれしい部分と悔しい部分があるのでこの負けをばねにして頑張りたいです（早田）」と試合を振り返った。
その森薗／伊藤と対戦するのは軽部／松本だ。軽部／松本は吉村／石川（名古屋ダイハツ／全農）と対戦。第1ゲームこそ落としたが、第2ゲームでは軽部が台上でのフリック、回り込んでのフォアハンドドライブなどキレのあるプレーで得点を重ねる。軽部のプレーに引っ張られるように松本もレシーブから積極的に攻めて得点するなど、軽部／松本が波に乗って3ゲームを連取。世界王者を破る金星を挙げて決勝の舞台へと勝ち進んだ。敗れた吉村／石川は第1ゲームを奪ったものの第2ゲーム以降は軽部／松本にペースを握られて敗戦。準決勝で姿を消すことになった。試合後、吉村／石川は「大事なところで決定打が打てずミスをしてしまったのが敗因だと思います。チャンピオンとしての重圧はありませんでしたが、相手が思い切ってプレーしてきて相手のプレーが良かったという感じでした（吉村）」「自分のミスが多くて、出足から弱気になってしまいました。良いプレーをしたいと思って試合に臨みましたが、サービス、レシーブで先手を取られました。精神的に苦しい展開が続いてしまいました（石川）」と語った。
＜混合ダブルス準決勝＞
森薗／伊藤（明治大／スターツSC） 10，7，8 大島／早田（木下グループ／日本生命）
軽部／松本（シチズン時計／サンリツ） -9，6，6，3 吉村／石川（名古屋ダイハツ／全農）
軽部／松本が世界王者ペアを破って決勝進出
森薗／伊藤は1ゲームも落とさずに決勝へ
吉村／石川は準決勝敗退
詳しい情報は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
日本卓球協会：http:/www.jtta.or.jp
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